ただ見ていたい
昨日積もった雪に陽があたってキラキラするのを
ただ見ていたい
行き交う人達のどこかへ真っ直ぐ向かう姿を
ただ見ていたい
カップから立ちのぼる湯気がだんだん細くなるのを
ただ見ていたい
目の前に浮かんでは消える君を 君の瞳を
何もせずただ眺める時間は
僕を癒したり 落ち込ませたりする
また君があらわれては
ふと不安になるんだ
何か大切な事忘れていやしないかって
ただ見ていたい
僕のあげたマフラーが君の肩でゆれるのを
ただ見ていたい
その肩のむこうで鳥に餌やる老人を
ただ見ていたい
飛行機が色んな想いをどこかへ運んでゆくのを
ただ見ていたい
朝には消えるどこか遠くの世界の夢を