誠設計所長のつれづれなるままに ~長野の住宅設計知恵袋~ -29ページ目

誠設計所長のつれづれなるままに ~長野の住宅設計知恵袋~

北信濃で住まいや学校・公共施設などの設計を手がける設計事務所の所長です。
誠設計事務所のこと、今手掛けている物件や建築への想い、日々の関心ごとをつづっています。

住宅用地の魅力探し


住宅用に開発された土地のなかには必ずといっていいほど売れ残る区画があるものです。

傾斜・狭小・不整形・旗竿・日照など、住宅を建てるにはどうかな、と思ってしまう区画です。


ところが、設計の工夫次第でとても魅力的な土地に生まれ変わり、

団地内でもっとも素晴らしい家が建つこともあるから不思議です。


先日も、手広く活躍している不動産屋さんの社長さん曰く、

「誰も手を出さない土地が売れたと聞いて心配していたが、

その後、誠さんの設計のなんとも素晴らしい家が建ったので驚いた」とのこと。

土地のプロがそう思ってくれるとは有難いこと。


弱点と思われるところを逆手にとって、

思い切りのいいプランを提案できるのが設計の世界というもの。

制約が多いほど挑戦的になってしまう私の性格所以かも・・・。


今日も、ある団地内で長い間1区画だけぽつんと空いたままの土地に立ち、

なんとか活かす方法はないものか、

と魅力探しにやってきました。

利便性はいい。閑静で落ち着いた環境。

子育て世代の新しい住民の多い土地柄。

この土地を何とか生かせないものか・・・

私の出番を待っていたのかもしれない。


前回のすまい教室で相談を受けた若い家族の生活を

イメージしながら思いをめぐらせたところです。


土地に“掘り出しモノ”はありません。

あるとすれば、設計の力で魅力的な土地に変化させ、

土地や街並みの価値を上げること。

さぁーて、ガンバロー。

それにしても、日本の心を忘れた醜悪ともいえる

家や街並みを許す この風潮。

すこしでも抗したいと念じるも、自分の力の無さにあきれています。


【おしらせ】

完成見学会 「家族の歴史を継承する 和モダンの住まい」

と き: 6月28日(土)-29日(日) 10時~16時

ところ: 長野市金箱


すまい教室

と き: 7月6日(日)13時半~16時 誠設計事務所にて

テーマ: 家づくりの要・設計の基礎を学ぶ