誠設計所長のつれづれなるままに ~長野の住宅設計知恵袋~ -24ページ目

誠設計所長のつれづれなるままに ~長野の住宅設計知恵袋~

北信濃で住まいや学校・公共施設などの設計を手がける設計事務所の所長です。
誠設計事務所のこと、今手掛けている物件や建築への想い、日々の関心ごとをつづっています。

吉村建築を訪ねて


建築家の故・吉村順三先生が設計された

軽井沢の別荘・I さま邸(1987年竣工)の外観を

カメラに納めようと訪れたところ、

ご在宅の気配がしたので無礼を承知で

外観撮影の許可をお願いしたところ、思いがけず、

「室内もどうぞ」と案内された。


今の時代、見ず知らずの私を案内、入れてくださるとは

全くの想定外。恐縮したり嬉しかったり、動揺しながら

お言葉に甘えさせていただいた。 吉村先生のこと、建築のこと、

住まい心地など沢山のお話をお聞きし、美味しいお茶とお菓子まで

いただいてしまいました。

お聞きしたお話は、


「吉村先生の作品集や建築を目にして

この人ならばと思い、恐るおそる依頼をしたところ、

2年待つようにいわれた。

先生は頑固だけれど(笑)、設計はやさしく品がある。

有名建築家は主義主張を押しつける人が多いけれど、

吉村先生は違いましたね」


「開口のつくり方や視線のヌケ、吹き抜けのせいか、

コンパクトな家ながら拡がりがある。

子どもたちも楽しんでいるし、いつも家族の気配が伝わってくる」


モノは、出し過ぎず・片付けすぎず。

計算されたところに家具があり、また

手の届かないところに収納はなく、片付けやすい。

照明器具はオリジナル。

心地よいところに配置されているし、

木が多用され、やわらかな印象をあたえてくれる。

先生は、”空気の通り道を考えて設計する”とおっしゃったが、

なるほど家の中にはいつも新鮮な空気がながれている。

その後のメンテナンスは、旧所員がよく対応してくれている・・・」


お話から、I さまご夫妻が、吉村建築を心から大切にされ育てられていらっしゃる様子が伝わってきて、

こうした吉村イズムをお話しくださるご様子が先生の在りし日のお姿と重なり、

まるで吉村先生とお話ししているような錯覚に陥りました。

懐の深い、I 様ご夫妻に感謝致します。



【おしらせ】

すまい教室  ~ご予約受付中~

家づくりをお考えの方のための学びの場。

お気軽にお出かけ下さい。

 と き: 8月3日(日)13:30~16:00
 ところ: 誠設計事務所

 テーマ: 家づくりのお金を学ぶ


二世帯住宅ミニセミナー  ~ご予約受付中~

気持ちよく暮らせる二世帯住宅をつくるためのミニセミナー。

ご家族でどうぞ。

 と き: 8月24日(日)13:30~15:30

 ところ: 誠設計事務所