季節外れの雪に見舞われた東京。昭和記念公園でも午後3時過ぎまで雪が降り続き、本日催行予定だったセグウェイガイドツアーは中止となってしまいました。明日のツアーコースの状況確認と安全なルート確保のため、スタッフ2名で園内の巡回に出かけてきました。

園路を覆う雪と紅葉のコントラストが見事でした

 

雪景色の撮影に訪れた写真愛好家の方々以外にはほとんど来園者のいない静かな公園で出会ったのは、公園住まいのいつもの面々です。

水鳥の池を冬のすみかにしているヒドリガモたちは、普段昼寝している島の岸辺を離れ、園路のすぐ横でなにやらごそごそしています。よく見ると、雪の重みで倒れたヨシの穂先を夢中でかじっていました。草食の彼らですが、葉っぱより栄養価の高い種の部分の方が好きなよう。それにしても、背中に積もった雪が融けない羽毛の断熱力はさすがの一言です。

ヨシの穂を食べに来たヒドリガモカップル。手前が雌で奥が雄。

 

ハーブガーデンでは、ここを縄張りにしている公園猫くんが、どっしりとテーブルに腰をおろしてこちらを見ていました。頭上を覆う木の枝のおかげで直接雪にさらされることもなく、相変わらずの堂々とした佇まいです。元は野良だった子たちですが、今や20匹ほどが公園に登録され、専門のボランティアの方々にお世話されているそうです。セグウェイツアーの最中にもよく出会う子ですが、目の前にセグウェイが現れても我関せずとばかりに昼寝を続けるマイペースっぷり。人に愛されている自覚がある故の余裕なのかもしれませんね。(篠原)

ハーブガーデンの主。