以前、東方神起が分裂して初めてのJYJのライブに行った時のこと。
前日に東京入りした。
前にも書いたかもしれないけど、在日コリアン女ルーはこの頃
妄想小説の執筆活動にハマり、激ヲタ達と情報を交わしていた。
空港からの電車移動、お昼ごはんの時、全て携帯をいじっていた。
その時に「何してんの?」と聞いたら
「実は・・・」ということで
ユチョンの妄想小説を書いていて1位になり、いつも見てくれる読者と仲良く
なり、アドレス交換をし密に連絡をとったり、ついたコメントにまめに
返事をしており忙しい毎日を送っていたとのこと。
まあそれは置いといて、ライブ当日ルーは、携帯小説の読者の一人と連絡を
取っていた。
どうやらその人もライブに来るということで会う約束をしていた。
自分たちと同じ年で話がすごく合うから私にも紹介したいということだった。
その彼女はジュンスペン。
もちろん、ルーも会ったことはない。
今日、初めて会う。
ライブ会場近くになるとまあまあ人は多くいた。
久しぶりのライブで私もちょっと興奮気味。
ルーはその彼女と電話でやり取りをしていた。
ルー:「あんにょ~~ん!初めましてぇ~~やだぁ~~超楽しみぃ~今どこぉ~~??」
「うんうん!わかるわかるぅ~~そのへん?おげ!あはは~」
「やだぁ~今日は生ジュンちゃんだよ!準備はおげぃぃ??」
「きゃー!!マジ興奮だよねぇ~~もうぅ~会ったらバックハグするから!」
「で、どんな格好してるのぉぉ??」
「あ・・・あ・・・うんうん・・・おげぃ(小声)」
「探してみるよん!(普通の声)またあとでね!」
私 :「どこらへんにいるって?どんな格好してるって?」
ルー:「う・・うん、なんかね、マツコ・デラックスに似てるって・・・」
私 :「マツコ・デラックス????」
ルー:「うん、で、ピンクのスカート履いてるからすぐわかると思うって・・・」
私 :「マツコ・デラックスがピンクのスカート????」
ルー:「うん・・・」
私 :「マジで??あんた会ったらバックハグするから!って言ったんだから
しなよ!」
ルー:「う・・うん・・」
正直怖かった。
人を見かけで判断してはいけないことは十分わかっている。
同じトンペンとはいえ、全く知らない人に会うことにも気が引けた。
しかもマツコ・デラックスがピンクのスカート履いてるって言うし・・・
どんな人だよ・・・
調子こいてバックハグするから~とか言ってたルーも泣きそうな
顔をしていた。
それらしき人が見えた・・・
たくさんの人混みの中、一人の巨人が見えた。
尋常ではない太り方・・・
マツコ・デラックス・・・の方が綺麗かも・・・
あ・・・あれはないわ・・・
もう、興奮気味もすっかり冷めた。
ルー:「初めましてぇ~だよね??うんうん、会えてコマウォヨ~!」
白いTシャツ?(はい、Tシャツ)にピンクのスカート(フリフリの)
髪にはピンクのリボンをしていた。
外見や服のセンスは置いといても、どうしても気になったのが服のシミ・・・
白いTシャツにも、ピンクのフリフリスカートにもあちこちにシミが
たくさんあった。
この不潔感がたまらなく嫌だった。
ルーは引きつりながらもそのマツコとハグしていた。
バックハグはさすがにしてなかった・・・
ルーは何やらマツコと話をして私のところに来た。
マツコがドスンドスンと私に近づいて来た。
「あ~初めましてぇ~!ルーちゃんのチング(友達)ねぇ~よろしくぅ~!」
ぎゃ~~~~ああああああ!!!!!!!
なんと私にまでハグしてきた!!!!!!
私は少し泣いた・・・なんの罰ゲームだよ・・・・しかも少し臭かった・・・
なんの臭い??脂??もうやだ・・・・
「チングは誰ペンな感じぃ??」
誰ペンって・・・・
私: 「ジェジュン・・・(笑)」
マツコ:「ジェジュンねぇ~~いいよねぇ~かわいいもん~」
マツコ:「あ!そうそう!あたしいいもの持ってるから!ちょっと待って!」
マツコはゴソゴソとカバンをあさり出した。
マツコ:「これこれ~あたしが作ったの~これルーちゃんのチングにあげる!」
私: 「・・・・あ、ありがとう・・・」
よく見ると少し若い頃の東方神起の5人が写ったポストカードに
「パボなヌナだけど、いつまでも永遠にトンペンだよ♥」
「すごい・・・自分で作ったの???」としか言葉が出なかった。
キ・・キモすぎる・・・・
もう無理だ・・・・私・・・・・・・誰か助けて・・・・
心の中では大泣きだった・・・