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空想レビュー 中学生がマーケティング観点から語る

実際に持ってない商品を、カタログスペックと店頭での操作だけでレビューする参考にならないブログ。たまに本当のレビューも出します。

今回はマツダデミオについて書きたいと思う。



これまた説明は略。

クリーンディーゼルが178万円~、ガソリンが135万円~


前モデルもスカイアクティブは135万円だったため値段の面では大きく変わったわけではない。

クリーンディーゼルは上位のベリーサユーザーも取り込める価格だ。


しかし1つマツダは大きな選択をした。これが吉と出るか凶と出るか。


それは何かというと、HVとの燃費競争からの脱却だ。


先代のフィットHVが10・15モード30km、JC08モード26km

先代のデミオスカイアクティブが10・15モード30km、JC08モード25km

初代アクアが10・15モード40km、JC08モード35.4km

であり、特にフィットHVとはいい勝負だった。

その後フィットはフルモデルチェンジし、HVで36.4km

アクアはマイナーチェンジで37km

その他にも軽自動車がこぞって燃費をあげてきた。


しかし、今回のデミオの燃費はどれくらいかというと

ディーゼルAT26.4km、MT30km

ガソリン24.6km

なのだ。

一番良いMTでさえ他の2車種に及ばない。

ましてやAT限定免許が増えている昨今MTの購入者は多くない。

となるとディーゼルATだが値段が178万円

フィットHVが168万円、アクアが174万円であることを考えても高い。

ガソリンは先代の25kmより落ちている。

これはボディの大型化に伴い重量が増えたのが原因だ。


つまりマツダは圧倒的燃費性能という点では勝負しない、という選択をしたのだ。

その代わりにコンパクトカーとは思えない伸びのあるデザイン、インテリアの質感の高さは他とは一味違う。

車好きには間違いなく受ける。

しかしながら、車にロマンを求めない多くの人にとって、

圧倒的燃費性能がなく、コストパフォーマンスも先代より落ちている車が条件比較だけで選ばれるかは疑問だ。


ただ一つだけいえることは、今の日本のコンパクトカーの中で間違えなく一番カッコいい、ということだ。

室内空間を犠牲にしてまでこだわったデザインは、外車に近いものを感じる。


是非ともその自慢のフェイスとボディで頑張ってほしい。