「螺旋愛」
風がうるさくとても冷たい・・・。
このまま死んでしまうのか・・。
何をしてんだろう・・。
すると目の前が赤い霧が見えてきて
その霧の中に入るとバラ星雲のような黒と赤の宇宙。

その世界は螺旋状になっておりその下にどんどん落ちていく
その世界に彼女は心を委ねた
心の目でその世界を見た
ゆっくりと風が吹く・・・。
彼女の頬に何かが触れる
目をつぶっているのでそっと
目を開いて見ると
そこには自分のみたいものが見えている
彼女はその見たいものが全て欲しいと思い
全てを感じてもう一度落ちていき
全てを委ねた。
初めに気持ちいい風が吹き
次に冷たい風が吹き
そして刺すように痛い風が吹き・・・・・
最後には優しい風が頬を撫でた
彼女は全てを知った。
登るときには気づかなかったことが
身をゆだねて落ちる時
全てを委ね
その代償に、全てが見えた。
彼女が目を開いて
最後に見たものは・・・。


