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5愛のルール


一条ゆかりさんの作品の復刻?版。


私は昔の一条さんの作品が好きで(「デザイナー」「砂の城」)

こちらの本もかなり古い作品なのですが、当時は読者層に合わないとのことで

出版されなかったものを最近文庫本で発売されたとのこと。


一条さんお得意?のドロドロの絡まりあった恋愛、人間関係が楽しみで

読みましたが、期待が大きすぎたかな?私は「デザイナー」や

「砂の城」を読んだときほどは感動しませんでした。


たぶん、自分なりに思うのは、主人公の女性自体の’ドロドロ’

がほとんど描かれてないから物足りなく感じたような気がします。

なんというか・・主人公なのに、傍観者のようなキャラクターというか。


ひょっとしたら連載が続けば、もっと主人公のドロドロも描かれたの

でしょうが、この作品は未完らしいので途中で終わってしまったのでしょう。


でも、もちろん物足りないのは「デザイナー」や「砂の城」

と比べて、であって、さすがに年齢もそれなりになり漫画に入り込む

ことが少なくなった私でも、読み出すと一気にその世界に

引き込まれます。


一条さんは、女性は気高い人が、男の人はすべてが完璧だけれど、

心に誰にも理解できないほどの闇を抱えているキャラクターを

好んで描いています。


キャラクター設定がとてもはっきりしていて、しかも主人公の女性が

どんなことがあっても人としてのプライドを忘れないところが

素敵なのです。

絵が本当に丁寧だなぁと思います。


外科室


泉鏡花作品。


外科室、を読むと、恋をしたときの気持ちが一気に蘇ってくる。


何も、会ったり付き合ったり結婚したりするだけ、というよりそうすることが

恋愛ではない、と思わされる作品。

うーん、上手く表現できませんが、恋愛に対する価値観を

広げてくれます。


成就しないところに「美」を見出してる耽美・・なのでしょうね。


短いのですぐ読めますし、とても雰囲気がある本です。

ちょっと過激な幸福論


斉藤薫さんの本、2度目の登場です。


私は以前紹介した『女のひとを楽にする本http://seekyou0259.ameblo.jp/entry-a409ee831d9d02bf6bcabd050bc06b01.html

よりも、

こちらの方が楽になりました。


ちょうどこの本を手にとって読んだ頃

いろいろ悩んでいたことに対しての回答が、

そのまま書かれているような気がして、

そうか、それでいいんだ、そういう考え方もあるのね、

というような感じで、読んだとたん前向きで少し明るい気持ちに

なったのです。


この本のタイトルには、世間一般では逆のことが良し、と言われているような

ものを掲げているので、確かに一見、「過激」に思います。


が、内容をよく読むと、なるほど、と納得しますし、斉藤さんの考え方は

すごくリベラルな王道、というようなもの、と表現すれば良いでしょうか、

決して不道徳なものではありません。


いろんな角度から、物をみることによって強くなれるし、なるべくスムーズに

渡っていけるよ、と言ってくれてるような本です。


女性なら、きっとすごく感銘を受けるコラムがあると思いますのでオススメ!です。

角田光代さんのコラム

を、たまにまとめて読んだりする。


非常におもしろい。PCのディスプレイ上なので目が疲れるが

あっと言う間に読んでいる。


が、中には?というものもある。


その?と思ったのは、


自分にとってはしっくり来なかった、という意味において・・・。


それは、「自分のイメージについて」というような

テーマでのお話について。


そのお話の内容というのは、なんでも角田さんは、『ベルベッド・ゴールドマイン』という

映画(私も途中まで観ました)を観たときに、

デヴィッド・ボウイをモデルにしてるであろうと思われる

主人公が発した「人生で最も重要なのはイメージだ」という

言葉にまつわる経験とそれに伴う感想だった。


その言葉を映画で聞いたときは「ふぅん」ぐらいにしか思われてなかったとのこと。

が、その後エレベーターの中でお知り合いの方に、

そのとき持ってらしたカバンについて聞かれて

「バリーです」と答えているのに

いくら説明しても、「アジアで買ったものでしょ?」というようなイメージを

持たれてしまってその映画の言葉に深く納得した、

というようなことだった。


私は最後まで映画を観てないので、この映画の流れの中で

使われたこの言葉の意味は、角田さんが書いてるような

内容で正しいのかも、しれない。いや、恐らく正しいだろう。


が、私はデヴィッド・ボウイがこの言葉をこのままの言葉で

言っていたとしたら、

「自分が持たれるイメージ」という意味ではなく、

「自分が人生をどうイメージするか」について

言っているのではないか、と思う。


つまり、読んだことはほとんどないのだが、

ジェームズ・アレンとか、マーフィーとかが

書いてるような内容のこと。


つまり、「人間はイメージしないものはまず実現しない」

というような意味。


というのも、人に持たれるイメージが、人の人生にそんなに

大きな影響を及ぼすだろうか?と思うから。

それよりも、自分がどう、自分の人生をイメージするか、

の方が人生に大きな影響を及ぼすのでは、ないか。

地球から

戦争を無くすには、他の星から攻撃をしかけられる方法しかないのかなぁ。


そんなの、みんなイヤでしょう。でも、それが出来ないからなぁ。


中学生のとき、「日本の平和について」というテーマで作文を書け、

と言われたので「絶対戦争は無くならないと思う・・・」と書いたら

「本当にそんなことを思ってるのですか、そんな後ろ向きな発言

ではいけません」ということだった。


でも、今でも無くならないと思ってる。


地球星、日本国 奇怪な光町7丁目出身です。

ハンニバル


T・ハリス著。


この本を読んだときはクラリスになりたい、と思いました。

それぐらい、この本の中のクラリスは素敵です。

(注:ただ、ラストでの彼女は批評から除く)


そして、今まで読んだ本の中で間違いなくベスト3に入る、

いや、ベストかも、と思いました。

読んでる間中、完全にトリップできました。


こんな本が書けるなんて・・・ハンニバルのような

人間を超えた人がいるとしたらこの作者だろう、

とも思いました。


素晴らしい本です。世界の何もかもが入っています。


美・哲学・退廃・未来・創造・混沌・統一・崩壊・心理・・・エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ。


全て、全てが。


世界の全てを表すような物語を持ってこい、と言われたら

この本だ、と。


こんな美しく、哀しく、恐ろしいことをどうやって作者は思いつくのかー。


私は、クラリスのような生き方をしている人に憧れます。

自分もそうでありたいし、またそういう人が好きです

(注:再び、ラストでの彼女は批評から除く!)


つまり、どういう生き方かと言うと、

『深く2回ターンする鳩』のような、です。


この前、メントレGという番組で加賀まり子(漢字違ってるかも)

さんが言ったこの言葉がカッコ良かった。

「私は不器用にまっすぐに生きてる男が好き。今も昔も。」

そんな人間が、クラリスだと思う。


この本について書きたいことは付きません・・・が、今回は

いったん、ここで。



さようなら、ラブ子


よしもとばなな著。


私はネットでもばななさんの日記は定期的にチェックしてるのですが、

本になったものを読むと、

「あれ・・・?私読み飛ばしてたのかなー?」というぐらい、しっかり

読めるから不思議です。


やはり・・・ディスプレイは目が疲れるから、無意識にところどころ

読み飛ばしてるのかも。


それにしても、ばななさんよりずっと年下の私が言うのも失礼なことなの

でしょうが、

ばななさんってほんとに純真というか・・・もしかして作家って、心が綺麗な

人、あるいはそうあろうと保ち続ける人じゃないとなれないものなのかも、

と最近よく思います。


ばななさんの日記は、ばななさんの日常生活や日々思ったことがそのままに

描かれていて、とても楽しいです。


ばななさんは、たまにすごく精神的に辛いときもある、というようなことを

書かれていることもあるのですが、

日記を読む限りでは、文章に感情の波がまったく表れてなく、いつも

前向きで明るくて、人生を楽しんでいるばななさん、という印象を

受けます。なので、とてもスゴイことなのだ、と。


Q&Aも、その時の自分にハッと来るような言葉が書かれていたりして

いろんなヒントをもらえてるような気持ちになる本です。

愛してるなんていうわけないだろ


角田光代著。


角田さんは今最も話題の女流作家、と言っていいのではないでしょうか。

直木賞も受賞されたことだし、いろんな媒体でもよく取り上げられている方です。


ただ、実は私は彼女の小説は、ある雑誌で発表されていたものをたまたま目にして読んだのですが・・・

リアリティはあるのですが、逆にリアリティがあるだけに、袋小路でぐちゃぐちゃうつむいて過ごしている

ような恋愛に、とても消化不良というか、すっきりしないものを感じてしまいました。


一方、この作品は角田さんのエッセイ。


とても軽く楽しく読めます。


そして、彼女の考え方って素敵だなぁ、ほんとに納得するし、やっぱり頭のいい人、と思いました。


特に、彼女には自称「フリーター」の知り合いがとても多いとのことですが、彼らの生き方や彼らを見つめる

角田さんの視点や考え方に、とても前向きな気持ちにさせられました。


今って、ニートとか、若年層の就労形態が社会問題化しています。


働いていないと、とてもダメなこと・・・と社会は思っていて、みんなバカじゃないから誰だって社会が

そう言ってることぐらい分かってる、から苦しんでもいる。

でも、逆に私が「???」と思っていたのは、逆に働いていさえすれば、なんでもOKと言ってる社会。

働いていさえすれば、何でも許されると思っている甘え。


例えば、専業主婦のひとがいるとして、ゴハンを1食作らなかったら「働いてないのに?!」

ってなりやすいと思います。

けれど、兼業主婦だったりしたら「私も働いてるし、疲れてるのよ」と言ったらそれで全然話が

違ってくる・・・ってあると思います。


まぁこれは極端な、あんまり上手くない例かもしれませんが、常々社会ってそういうところがあると

思います。

働いてた方が、精神面ではずっとラクな部分があるというか。


でも、働いてない、ということをそのまま自分で背負って生きている角田さんの知り合いの人々には

ほんとに「他人がとやかく生き方について言うのって、ほんとにヘンなことなんだなー」って

思います。


もちろん、このテーマだけではなく、実に様々に、そして主に恋愛のことについて多く書かれているので

すが、決して楽しいことじゃないのに、「ふふふ」と微笑むことが出来るように書いているのが

角田さんの素晴らしいところ。


しかし・・・このエッセイを24才のときに書いているとは!ほんとに文章上手いんだなぁ~この方。

クイーン・エメラルダス


松本零士著。


私は松本零士さんの作品が、結構好きで、友人からマンガを借りたり、自分でも購入したりして

読むことがあります。


そもそも、物心付いた頃から「銀河鉄道999(スリーナイン)」が大好きで、母親に本を買ってもらったのも

覚えています。まだ保育園にも通っていない頃なのですが・・・

父が連れて行ってくれて初めて観た映画も「銀河鉄道999」。

おぼろげながらに、映像も覚えています。

(ちなみに、ゴダイゴの主題歌もこの年になってハマって歌えます笑)


でも、子供心にも思っていましたが、とても切ない作品なんですよね。


さて、この「クイーン・エメラルダス」も、松本氏御得意の宇宙に舞台を持つ未来のお話です。


ごくごく最近、たまたま手にとって読んだのですが、その人生哲学とエメラルダスのカッコ良さに

脱帽・・・!

おこがましいし、ばからしく思われるかもしれないけど、エメラルダスのように生きたいなと

真剣に思ってしまいました。


エメラルダスは、誰にも頼らず、というか、頼ることをよしとせず、血のにじむような努力をして

孤独を背負いながら自分の希望と夢を求めて宇宙を旅をする、人からは「宇宙の魔女」と

恐れられている女性です。

けれど、ほんとうは「魔女」どころかとても美しい心を持った女性だということが本を読むと

分かります。

確かに「殺しや」なのかもしれないけど、彼女が殺すのはいつも正当防衛、悪人だけ。


メーテルとの共通点は・・・運命に負けずに必死で努力する男の子を遠くから見守り、手を差し伸べる

というところ。


なんだか、最近って、というか、この時代になっても「負け組み」とか「勝ち組」とか、女のひとって

結婚で勝敗をつけられる、というところがありますよね。

私はそれも悪くないし、生き方として’有リ’だと思う。


正直、自分も年齢的なものもあって、結婚とか恋愛をする相手によって自分の人生が良くなる・・・

と夢見ていたこともなくはないのです。


けれど、やっぱり自分にはそういう考えって合ってないみたいだし、人間だもの!自分の脚できちんと

誰はばかることなく、しっかり現実の上にたってすたすたと美しく歩いて行きたい!


と、この作品を読んで強く思ったのでした。


美女入門


林真理子著。


確か今はパート4まで出てたかな?


たまにananを買うことがあったのですが、最後の林さんのこのエッセイはとてもおもしろく、楽しみでした。

文章が、短く感じるほどに。


それにしても、林さんってほんとに明るく強いひとだなぁと思います。


神様がいるとしたら、きっと彼女のようなひとを好きになるのでは?と思うほどです。


有名なひとや、キレイなひとがたくさん登場してきて、「これってあのひとのことかなぁ、いや違うなぁ、

うーん、この時期にこういう話題になったひとって、誰だったっけ?」なんて想像をめぐらしながら読む

のもおもしろい。


林さんだって、十分「特別なひと」なのに、あくまで一般の視点で書いてるところが林さんの頭の良さというか・・・思ったことを素直に書いてるように見えるのに、これだけイヤミがないというのもすごいなぁと

ほとほと思います。


とにかく、いい意味で軽く読めるし、明るい気分になれるので、私は疲れてるとき、あまりエネルギーがない

ときに読みます。

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