MS: 今年発売だって可能だった。だがそれでは満点のハードにはならないのだ
Phil Spencer氏がEurogamerとのインタビューで:
「アップデートを今年にすることだってできました。そのことは実際に検討したのです。全ての方法を検討し、全てのスペックを並べてみて、Scorpio未満の何かを今年に出すべきか?と考えました。ですが本当の所をいいますが、真の4Kコンソールを今年中に出すことは不可能なのです。1080pのコンソールと、4Kコンソールとがあって、その中間を考えることはできません。つまりユーザのTV事情からみて、その中間というものは存在しないのです。だから4Kが(新コンソールを出すのに)ちょうどよい時期である来年に焦点を当てることにしたのです。
「コンソールの設計ではバランスが極めて重要です。SOCに乗っているCPUとGPU、光学ディスクとそのスピード、そのことについてはあまり語ったことはありませんが、メモリの帯域といったものです。コンソールを設計する際には、そうしたもの全てがバランスしていなくてはなりません。部品の一つが他よりも性能が勝っていたり、GPUが強力でもメモリが遅くてそこから全てのアセットを食わせることができなかったりと、設計について考える際にはそうしたことが全て極めて重要なのです。
「そうしたことすべてが、なぜ私たちが4Kと発売時期をそう決めたのかの理由なのです。繰り返しになりますが、もっと早くに発売できる設計についても検討しましたが、そうした設計では満点をお届けすることはできないと考えたのです。
NS: wccftech Spencer: We Could Have Shipped A New Xbox This Year, But It Wouldn’t Have Been A True 4K Console
「アップデートを今年にすることだってできました。そのことは実際に検討したのです。全ての方法を検討し、全てのスペックを並べてみて、Scorpio未満の何かを今年に出すべきか?と考えました。ですが本当の所をいいますが、真の4Kコンソールを今年中に出すことは不可能なのです。1080pのコンソールと、4Kコンソールとがあって、その中間を考えることはできません。つまりユーザのTV事情からみて、その中間というものは存在しないのです。だから4Kが(新コンソールを出すのに)ちょうどよい時期である来年に焦点を当てることにしたのです。
「コンソールの設計ではバランスが極めて重要です。SOCに乗っているCPUとGPU、光学ディスクとそのスピード、そのことについてはあまり語ったことはありませんが、メモリの帯域といったものです。コンソールを設計する際には、そうしたもの全てがバランスしていなくてはなりません。部品の一つが他よりも性能が勝っていたり、GPUが強力でもメモリが遅くてそこから全てのアセットを食わせることができなかったりと、設計について考える際にはそうしたことが全て極めて重要なのです。
「そうしたことすべてが、なぜ私たちが4Kと発売時期をそう決めたのかの理由なのです。繰り返しになりますが、もっと早くに発売できる設計についても検討しましたが、そうした設計では満点をお届けすることはできないと考えたのです。
NS: wccftech Spencer: We Could Have Shipped A New Xbox This Year, But It Wouldn’t Have Been A True 4K Console
みらい的コメント: Eurogamerの元記事はちょっと長いので、抜粋版でごにょごにょ。 これはこれである程度は本当だろうと思う。 ネタ元が同じAMDである以上、MSとソニーはほぼ同時期に検討に取り掛かったに違いないし、採用できる要素技術にも大きな差はない。 両者の違いを生んだのはオリジナルの状況だろう。 片や現世代をできるだけ長く引っ張りたいディフェンディング・チャンピオン。VR対応を含めて現世代を上手く補完・強化し、世代交代のないアップデートを目指したい。 片や現世代では全く勝ち目を失い、早く次のラウンドで勝負したいチャレンジャー。手っ取り早く4Kで次世代感を煽り、無敵の王者に旧世代のレッテルを貼って退場に追い込みたい。 どちらの考えかたも悪くないし、筋も通っていると思う。 どちらがより正しかったのか。それは消費者が決めてくれるだろう。 (個人的には、どちらもさほど売れないという結果に終わりそうな気がしないでもないけれど) |