LH閉鎖： 寝耳に水だった社員。その一週間前、イベントでPhil Spencer氏は……

Lionheadの衝撃的な閉鎖の発表とFable Legendsのキャンセルは、一様に驚きをもって迎えられた。なにより発表のわずか5時間前の時点でさえ、Lionheadの社員にも、彼らの目の前に迫っていた終幕は伝えられていなかったようなのだ。

さてこのスタジオ閉鎖、おそらくはXboxのボスであるPhil Spencer氏にとっては毛ほどのサプライズもなかっただろう。彼はその週末のXbox Spring Showcaseで、Fable Legendsが今後どうなるか、次回作はあるのかと尋ねられた際、このことについてひとカケラも漏らさなかったのだ。

彼は答えの中で、Fable Legendsが実は既に死んでいるという事実を示唆することはなかった。

「Fableについてはたくさんのことが考えられると思います。Albionの世界や、このゲームがもともと持っているヒーロー中心になっていることは、（このゲーム以外の）他の所にも登場できるでしょう、と思います。」

とはいえたしかに、『他の所にも登場できるでしょう』と語ったあたりは、奇妙に偏寄った答えだったし、また実際に起こっていたことについての言及をさけたものだった。氏は続けている。

「この作品はしばらくベータでしたし、私たちはエンゲージメントの数をモニタしてきました。Legendsに関することで、私がお約束できることは、この作品が公開される際には、品質の点でお客様にふさわしいレベルという期待に見合ったものであることです。どこかのポスターに発売日が書かれているからとか、何かに書かれているからとか、そういった理由で公開することはありません。

さもなくば、何もかもをうっちゃってしまうという方法もある。そうなったわけなのだが。

Lionhead自体について言えば、氏はこう語っている。

「チーム（Lionhead）はFableについて今できることに全力で取り組んでいます。

氏は「スタジオの健全なターンオーバ率（入社/退社の率）」を、このスタジオが「以前のFableのような一人向けRPG大作をつくることができない」理由としてあげており、それは「このスタジオは昔のスタジオと同じではない」ためで、さらに「チームは本当に心をつくしてFable Legendsを作っている。」と付け加えた。


NS：　gamesradar　　Here's what Phil Spencer said about Fable Legends & Lionhead last week