GT6: 山内氏インタビュー | みらいマニアックス !

GT6: 山内氏インタビュー

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「15 Years of Gran Turismo」における山内氏インタビュー。
なお以下の記事では、GT Planet側質問、及び一部回答は抄訳としている。


Q(GT Planet/Jordan氏):新しいライティング・エンジンについて説明してほしい。
A(山内氏):基本的には、画面上各ピクセルが表すエネルギーがより正確に表現になったということだ。カメラのフォーカスが特定のアイテムにあるとき、その周りの領域のブレや明るさ、ライトがどのように環境が影響を与えるか、そういったことがより正確にレンダされている。

Q:カスタマイズの自由度は増したか。エンジン交換やデカール貼り付けはできるか。
A:技術的には可能だ。どちらも準備中かもしれないよ?(笑)

Q:GT6にはスタンダードカーはあるか。
A:GT5の全てのスタンダードカーをプレミアムモデルにはしないし、GT5のスタンダードカーを全て完全に「プレミア化」することもない。
これまで、私たちはスタンダードとプレミアムとしてクルマに区別を設けてきたが、それは機能上の違いからだ。スタンダードモデルにはチューニングパーツがなかったり、フォト・モードでは使えなかった。この違いはクリアされ、すべてのモデルはフォト・モードで使え、すべての車はフィットしたパーツがある。

グラフィックスの品質の点でいえば、クオリティが低いスタンダードモデルは、もっと美しく見えるよう修正を行っている。

Q:全てのクルマにインテリアを設けるのか。
A:ノーだ。
(編註:これはおそらくGT5で"スタンダード"としてリストされていた車のすべてには当てはまらない。例えば、GT6トレーラーにフィーチャーされており、最初の一連のスクリーンショットに登場した、ランボルギーニカウンタックLP400とアルパインA1101600Sは、いずれもGT5ではスタンダードカーとして登場したが、どうやらGT6では、インテリア付きで「完全な」プレミアムモデルとなっている。)

Q:物理演算を改良することで、ゲームの難易度が上がるのではないか。
A:以前に言ったことだが、GT6では、ドライバー・アシストの機能の多くを改善している。

またそれとは別にして、よりリアルにすることで、ドライビングがより困難になると想定することは、ある種の間違いだ。ここにいる人はみなクルマを運転するだろうと思うが、別に難しいことではない。だが、普通にクルマを運転できる人が、ゲームだといきなり運転できなくなるのだ。それはリアリティが全てリアルではないからだ。

Q:GT5に比べてGT6の開発期間は劇的に短縮されている。
A:PS3は本当に複雑なハードウェアだ。また、大規模なオンラインコンポーネントのある作品を開発したのは初めてだった。その点でGT5の開発には本当に苦労した。

Q:GT1とGT6で、それぞれ一番難しかった点は何か。
A:GT1では、GTとは何かを定義したこと。GT6ではそのスケールだ。

Q:ゲームのGPS機能を実際のクルマに持ち込む計画があるか。
A:今はいえないが、いろいろとおもしろい計画がある。楽しみにしていてほしい。

Q:作りなおした部分で、何が一番難しかったか。タイヤか、サスか、空力か。
A:みな難しいポイントだ。ダンパーの挙動が一番難しかったかもしれない。

Q:複数のメーカーとの協業はどうだったか。
A:私たちには、20年にも及ぶメーカーとの協業の歴史がある。

Q:他に何か?
A:いろいろとフォローしてほしい。
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