PS3の最新FW4.40に隠されていると思われる、かなり重要な機能追加
PS3の最新のFWは現在4.40となっている。
このアップデートは2013年3月21日付けで、機能の追加は以下の2点のみとされている。
・非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi (RC-S380 ソニー株式会社商品)に対応しました。
・システムソフトウェアにおいて、動作の安定性を改善しました。
NS: 公式 PlayStation®3 システムソフトウェア アップデート
キリ番アプデにしては微妙な内容だが、EU版の公式ブログにおもしろいことが書かれている。
システムソフトウェアアップデート4.40では、ユーザーは自分のPS3に、私たちのオンラインストアから購入したコンテンツをダウンロードすることができます。この機能は現在はまだ利用できず、2013年5月にアクティブになります。この機能を最大限に活用する方法を説明する詳細なガイドについてはeu.playstation.comで別途お知らせいたします。
NS: PSBlog (EU) Update features (ver 4.40)
ご存知の通り、ソニーはSENフロントのアップデートに力を入れており、PSNはついにSENに統合され、ルック&フィールが統一されたWebフロントから、コンソール、PC、スマートフォン等からデバイスを跨いでアクセスできるようになっている。
このトレンドを踏まえると、上の内容は、PS3のDL機能の大きな拡張ではないかと思う。
自宅からSENサイト(PSNサイト)にアクセスしている限り、一度Webで購入し、それを自宅内のPS3でダウンロードする必要性は全くない。直接PS3でDLすればいいだけだからだ。
この機能に意味があるとすれば、自宅の外からSENサイトにアクセスし、かつ自宅に帰ってからPS3でDL操作をする必要がない、そういった場合に限られるはずだ(少なくとも、ユーザの大半にとってはそうだろう)。
つまり上の内容が言っているのは、外出先でWebサイトからPS3のゲームを購入した場合、自宅のPS3に自動的にDLが行われ、帰宅した時点ではDL(とおそらくインストール)が完了した状態になっている、ということなのではないだろうか。
もしこれが正しければ、今回のアプデがキリ番になっていることは頷ける。
実際、最近増えているフルプライスの大型タイトルはファイルサイズが非常に大きくDLに時間を要する。このため、せっかくおカネを払っても直ぐにはプレイを開始できない。また人気タイトルのリリース時にはサーバが重くなり、DLに多くの時間を要してしまう場合もある。
この機能があれば、外出先で新発売のタイトルを購入しておきさえすれば、帰宅後にスムーズにプレイすることができることになる。
まだこの点についてソニーから詳しい言及はないが、期待して待ちたい。