モンスター・ハンター 3G: ショート・インプレ
本日よりMH 3DSの体験版のプレイが可能になっている。早速プレイしてみた。
体験版は初級(ウルクスス)と中級/上級(トトス)から、まずレベルを選択する。3DS版の操作方法はよく分からないので、まずは慎重に初級。武器は扱いやすい片手剣をチョイス。
開始後、いきなりクエストがスタートする。村はない。
3DS版の操作方法にかなり戸惑う。まず例の持ち方(モンハン持ち)ができない。
走るのはPSP版と同じくパッドで操作なので直ぐに馴染む。だがカメラはどうするのだろう?
よく分からないままに、暫くカメラ固定のままフィールドを走り回るが、雪の白いフィールドのどこにもターゲットはみつからない。うろうろと探し回る中にあと10分との警告。
あまりのプレイしにくさに諦めかける。
ふとメイン画面から眼を離すと、下画面に表示されている地図の横に、十字キーの絵が表示されているのに気付いた。カメラ制御がタッチで行える仕様なのだ。さらに地図を良く見ると、地図上に敵のアイコンが表示されている。自マキ(※)がついてるのだ。
なお下画面は、持ち物を使ったり、カメラ操作の他にもいろいろなことができる模様だ。
※:自動マーキング。複数あるエリアのどこに敵がいるか、どういった様子かが表示されるスキル。
ようやくカメラも地図も使えるようになり、ターゲットのところへダッシュ。フィールドが入り組んでいるため、どっちにいけば良いかはやや分かり難い。
上画面だけではエリアの出口がよく分からないので、地図を見ながら移動する。地図へのタッチでスケールを拡大・縮小できるのは便利。スケールには全体表示・エリア表示の二段階しかないので、頻繁に切り替えながら進む必要がある。できれば拡大縮小は無段階にして欲しい気がする。
ようやくターゲットを発見。早速戦闘に入る。
戦闘アクションはいかにもモンハン。モーションもエフェクトも安心のクオリティだ。
微妙に気になったのが、キャラが少々小さいことだ。これだとカッコイイ(もしくはセクシーな)装備を付けても、いまいちありがたみが薄いかもしれない。同様にモンスターも小さいので、少々迫力に欠けるように思う。(もしかすると、これは敵がウサギだったからかもしれないが)
カメラのイマイチな動作は変わっていないようだ。
モンハン持ちができない3DSでは手でカメラを操作しにくい分、自動でのカメラワークの貧弱さが強調されてしまう。例えば、自キャラと画面の間にモンスターが入ると、一体何が起こっているのかが全然分からなくなってしまうのだ。
(操作し難いのは、キャラ移動とカメラ操作と攻撃を同時に行うのはなかなか難しいためだ。右手がボタン操作に集中すると、タッチパネルを使ったカメラ操作ができない。だがPSPでもモンハン持ちをして無い人も結構いるそうなので、これも慣れかもしれないが)
注目の3Dはちょっと微妙。ウサギが遠くから滑ってきたりするアクションは3D映えする。だが、接近戦では、3Dの恩恵はあまり感じられない。武器が片手剣だったせいもあったかもしれない。もし飛び道具であれば敵との距離が離れることで、きちんと距離感が感じられたのだろうから。
3Dの画面は奥行きがある一方で、PSP版よりもサイズが小さい。小さな窓から向こう側を覗き込んでいるように感じられる。だから優れたカメラワークに対するニーズは、PSP版よりも更に高いはずだ。工夫の余地があるように思う。
というわけで、体験版はウルクススを倒して終了した。
アクション等のデキは相変わらず素晴らしく、モンハンの手触りがきちんと表現されている。ファンは買ってもよさそうだ。
NS:任天堂公式
http://www.nintendo.co.jp/3ds/experience/index.html