やらかしてしまった……! | Meet in the sunset

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ライターの暮野逢のブログです。
BL、TL、シナリオなど。



 姉さん、事件です。 (ププ、古ッ

 やらかしてしまいましたよ、久しぶりに。 穴があったら入りたい、時の砂があれば使いたい、そんな心境。。。



 以前からちらほらと書いているように、アナログ派のアタシは初稿を上げた後の校正は出力した紙原稿で行います。 (なぜかモニターで見るよりそのほうが捗るのです;;) 校正をして決定稿を出力し直し、バックアップ用に投稿したものと全く同じ状態のものをもう1部出力。 データ応募可能でも、必ず紙原稿で応募。 そうしないと落ち着かない。



 とまあ、紙を無駄にしてるよ! と怒られそうですが、アタシのやり方なのです(>_<)

 応募するレーベルにもよりますけど、33~34枚で済む時もあれば100枚を軽く超えてしまうこともあります。 なので当然、家のプリンタは使いません。 (インクと紙と時間の消費が激しいもの) 出力はいつもキンコーズを利用。 投稿初期時はネットカフェでプリントアウトしたりしてましたけど、結局時間もかかるし、キンコーズが最も効率的でさっさと終わる。 出力だけなら10分もかからないですしね。 急いでる時はここで出力し、ちゃっちゃと肩に穴を空けて紐を閉じて、レターパックの封筒に詰め、お店を出て投函、なんてこともやってました。 ペンもクリップも付箋も揃ってるし、穴あけパンチも貸してくれるし、作業台もあるし。



 という訳で、追い込み時期というのは必然的にキンコーズに出向く頻度が増えます。 特に今月末は複数のレーベルの投稿を控え、そのうちひとつはもうアタシにしてはかなり珍しく、校正回数が多く、出力する回数もいつもより多かったり。 そんなふうにドタバタしていると、もはやキンコーズで作業するのが当たり前になりつつありました。



 駄菓子菓子。 (ん?) 慣れというのは怖いものでして。




 いつものようにキンコーズで、応募する原稿と、そのバックアップとを2部出力をしてもらった時のこと。 肩の穴あけ作業をしていたら、渡された紙束がいつもより多いのに気付く。 「あら?」 と思い確かめてみると、2枚ずつが2部、計4部出力されてました。 同じページが2枚ずつ重ねられて出力されているので、わざわざバラして組むのも時間がかかりそう。 アタシがお店の人に申し出ると、「大変失礼致しました。 すぐに出力し直します」 とのこと。



 また数分経って、今度は無事にページ順通りの原稿が2部、出力されてきました。 店員さんがすまなそうに、「よろしければ、穴あけはこちらでやらせて頂きます。 左肩でよろしいですか?」 と助力を申し出てくださったので、 ちょうど少し疲れていたアタシは 「じゃあ、お願いします」 と頭を下げ、原稿を手にカウンターの奥へ消えていく店員さんを見送ったのですが。



 いや、ちょっと待って。 アタシが書いてるのはBLだった。

 あれには男同士のエロシーンがあるんですけど! どうしよう、店舗内で作業するのにすっかり慣れきって、すっぽり失念していたヨ! よりによってあの店員さんは男の人。 花も恥じらいそうな、眼鏡の似合う好青年。 「やっぱり自分でやります! お兄さん戻ってきて!」 と言うつもりが、なぜか声が出ず。 急性失声症? お願い、読まないで。 紙裏返しのまま穴あけして! お願い!



 ちなみにアタシがそんな悶々とした状態の時、 隣のブース席に明らかに同志と思われる女子がやってきて、同じく出力してました。 ジャンルは違うかもしれませんが、目的は同じ。 ついついチラ見したところだと、A4ヨコでタテ書きがざっと100枚くらい。 この女子は出力だけしてさっさと帰っていく。



 カウンターの奥に視線を戻すと、眼鏡の彼はご丁寧に、原稿の表面 (あーあ) のノンブルを確かめながらきちんと穴あけをしてくれている。 くそう。 きっちり仕事しやがって。 どうしよう、47~48枚目あたりがピークなんです。 いや、その前に風呂場のシーンもある。 その前にキスシーンもある。 ああああ。



「お待たせしましたー」 と眼鏡の青年は営業スマイルで、穴あけ済みの原稿を持ってきてくれました。 「あのう、間違えて出力したほうは……」 とアタシが言うと 「シュレッダーしておきます」 だって。 くそう。 でも会計時、利用時間は少なめに見積もってくれた。 「領収書にしますか?」 だって。 くそう、わかってるじゃないか。




 そもそもキンコーズって、アタシみたいな人間が多く利用してる場なんですよね。 お盆前、年末前、ゴールデンウィーク前なんて、同人作家さんでごった返してたりするんだし。 きっと、ああいう原稿なんて店員さんたちは見慣れてるんですよ。 そうよ、きっとそうなのよウフフアハハ! しかし頭じゃそう言い聞かせてるのに、胸にはモヤモヤが残るのでした。 モヤモヤ……モヤモヤモヤモヤ……。。。



 ちなみにその店舗は24時間営業で、うちから徒歩15分 (自転車で5分くらい) 電源の使えるマクドナルドが隣のブロックにあり、通りを渡った斜め向かいには郵便ポストもあるという、まさに神的な場所。 どれほど気まずくてもこれからも利用はする気満々なのでした。



 ということで昨夜は仕事から戻り、最後の手直しをして、家族が寝静まった夜中に自転車で出力に向かい、無事に投函し、帰ってきてお風呂入ってカップラーメン食べてブログを書いていたらこんな時間。




 もう寝よう……疲れたよ、パトラッシュ……。 









Beautiful Moon is ...-ハクシュ