イギリスの諺に、「好奇心は猫を殺す」というのがあります。
「好奇心が強すぎると、身を亡ぼす」という戒めですが、
そんなふうに諺にもなるくらい、ネコは好奇心が旺盛な動物。
考えてもみてください。
高いところには、ネコの好奇心を刺激するものがいっぱいです。
風に揺らぐ枝や葉っぱ、動き回る昆虫、木の枝にとまって動く小鳥。
そんなものを見つけたら、ネコはじっとしてはいられません。
最初はちょっとした遊び心で木登りを始めたのかもしれませんが、
上のほうで動くものを見つけたら「ん、なんだ、なんだ」と
追いかけていってしまうのです。
そうして、気がつけば、地上から遠く離れた高い木の上。
これって小さな子供が迷子になるシチュエーションと似ていますよね。
デパートでお母さんと離れ離れになってしまったときのことを思い出してください。
好奇心は大切ですが、ときには痛い目に合うのです。
ネコも大人になると、高い木には登らなくなります。
好奇心が旺盛なのは子ネコ時代ですね。