ご無沙汰しております、ご無沙汰しております
ご挨拶が遅れましたが
とろろ企画百合公演vol.2
『おもいはかりばかり』
7/13-14の計2日間を以て、無事に終演いたしました
ご来場の皆様
兎亭のご関係者様
スタッフの皆様
そして、3人の役者さん
この度は誠にありがとうございました
とても優しく、頼りがいのある方々にばかり恵まれた公演でした
ここからはつらつらとお話を
『おもいはかりばかり』を書き上げたのは、昨年の9月頃
私の本質は脚本家ではないので、滅多に脚本を書くことができません
前回公演の『しあわせの砂時計』
あれ以降、もう二度と脚本を書けないのではないか、と本気で思っていました
企画自体も、二度とやることは無いだろうと考えておりました
以降いくつか書いてはいましたが、お蔵入りしたり知人に提供したりと
個人では上演予定の無いものばかりです
ですが、この物語が生まれてしまいました
書き上げた時、率直に「どうしよう」と思いました
この物語だけは、どうしても舞台にしなければならない
そう思ってしまったからです
劇団を辞めてから、役者・スタッフ・観劇含め
よっぽどのことが無い限り芝居への関わりを極力減らすつもりでおりました
理由は、芝居そのものからしばらく離れるべきだと思っていたからです
本当に舞台にしても良いのか、するべきなのか、ずっと考え続けていました
情けない話、公演情報の解禁直前まで迷い続けておりました
この物語は、私が自分と向き合う為だけに舞台にしました
地位も名誉も何もない、そんな私の、そんな理由から生まれた企画公演です
役者さんにもスタッフさんにも、この企画に貴重な時間や労力を割いてもらっていいのかとずっと考え続けておりました
それでも最後まで一緒に頑張り抜いてくれた皆様には、感謝の想いが尽きません
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました
今回ご一緒は出来なかったものの
陰でたくさん支えてくださった方々も、本当にありがとうございました
様々な人達の支えによって、この公演は成り立っておりました
たったひとつでも、たった一人でも欠けていたなら、この公演は存在しなかったかもしれません
公演を終えた今、正直、まだ心の整理が付いておりません
これからゆっくり時間を掛けて整理を付けていこうと思います
アンケートへのご協力、SNS・又は直接のご感想、大変ありがとうございました
お一つおひとつ、大切に頂戴いたしました
こうして言葉にして頂けること
形にはせず、心にひっそりと仕舞うこと
優劣は無く、どれも大切なことだと考えております
少しでもお楽しみ頂けたでしょうか?
そうであったら、とても嬉しいなと思います
大切なものを想う気持ちは本当なのに、どうしてそれを上手く伝えられないのか、伝わらないのか
そうこうしている内に、居なくなってしまう、失ってしまう
ちゃんと分かっている筈なのに、それでも、決断を下せないことがあります
正解は何処にも無くて、全ては結果論なのだと思います
その結果は全て自分が背負わねばならないものですね
物語は終わりを迎えますが、現実を生きる私達は、死ぬまで生きていかねばなりません
誰を失っても、なにひとつ失くせず、忘れられず
そうして、一生背負い続けていくのだと思います
狂気とは一体何なのか
これもずっと考え続けていました
狂気とは、何を以て『狂気』なのか
本当はそんな言葉は存在せず
体の良い言葉に過ぎないのではないか
度合いの問題であり、誰もが内に秘めているものではないのか
オセロのように白黒きっちり分かれているのではなく
パレットの上にぶち撒けられ、混じり合った絵の具のようなものではないか
そんな風に思いました
様々な感情や欲望、又は思想、信念
その内の何かが、せめぎ合う中たまたま突き出してしまった
それが、結果として何かや誰かを巻き込み、悲劇をもたらしてしまった
その悲劇が、『狂気』と呼ばれるものではないかと思います
悲劇という結果を、もたらしたか否か。ここが狂気の境目ではないのか
自身の欲望を制御できず、悲劇を生んでしまった
そんな悲劇を目の当たりにし、人は「狂っている」と呼ぶのではないか
そう考えると、物語で狂っていたのは果たして誰だったのだろうとついつい考えてしまいます
「狂っている」と弾き出されない人間になりたいですね
すっかり長くなりましたが、改めてありがとうございました
今回、この物語にふれてくださった全ての皆様へ心より感謝申し上げます
とろろ企画
主宰・とろろ