元町・中華街『清風楼』 | シーラブ食堂

元町・中華街『清風楼』

 友人夫婦が横浜に遊びに来ました。


 せっかくなんで中華街を案内しつつメシでも食うか、と。


 みなとみらい線ができて、アクセスも楽になりましたね。



 


「ここの焼売は豚肉と貝柱と長ネギのみを使う。そして、化学調味料や胡椒などをいっさい使わぬ。

 それは、先代から受けつがれた調理の方法なのだろうし、長谷川師に、むかしの味を想い起させた所以なのだろう。」


むかしの味 (新潮文庫)/池波 正太郎
¥420
Amazon.co.jp

 初めて訪れたのは何年前だったでしょうか。ここの"シウマイ"はホント美味いんですよ。



『シウマイ』1人前4個で420円。


 見てわかるとーり、餡がパッツンパッツンになって、皮からはみ出しちゃってます。まぁ言うならばAカップのブラをFカップの娘がしちゃった、みたいな。


 己の表現能力のなさに軽く死にたくなりながら噛み締めると、皮の中に収まりきらないほどにググッと詰まった、餡の旨味が口いっぱいに広がります。醤油つけなくても十分満足できちゃうくらいの旨味。


 それほどの旨味を湛えながらも後味がスッキリ軽やかなのは、豚肉/貝柱/長ネギのみを用いた無化調の餡の、長年受け継がれた配合の妙なのでしょうね。


 何度食ってもホントに美味い「シンプルでありながら飽きの来ない」を地で行く一皿。




 実はオレ、今までこの店では他の料理を頼んだことがなく、毎回ひたすらシウマイのみ追加注文しつつ酒を飲むのが鉄板パターンだったですが、まぁそんな時間でもなかったので、周囲の評価が非常に高い『炒飯(ヤキメシ)』(735円)頼むことに。

 いやぁこれ、


 すっげー美味いわ。


 何で今まで頼まなかったんだろ、つーくらい美味いです。今までの時間返して欲しいです。もしも時計を戻せるなら小学校時代に戻って麻希ちゃんに告白します。


 手垢つきまくりの、チャーハン褒めるときの定番フレーズありますよね。


「決してベシャッとすることなく、


 米の一粒一粒が油でコーティングされることによってパラパラになり、


 それでいて油っこさは皆無」


 みたいな。


 でね、


 ここのヤキメシがね、


 まさにそれ。


 ホント美味いんで、行くことあったら是非どーぞ。


 高温に熱した大量の油で、手早く仕上げないと出せない味ですね。

 痩せません。


***


清風楼


『清風楼』


 所在地:神奈川県横浜市中区山下町190

 
 電話番号:045-681-2901


 営業時間:11:45~14:30(L.O.14:00) / 17:00~20:30(L.O.20:00) 日/祝12:00~20:30(L.O.20:00)


 定休日:木曜日/祝日前後/10月6日~13日