IKEAに行(略) | シーラブ食堂

IKEAに行(略)

 つーことで、イケア港北に行ってきました。




 たった2フロアだからと甘く見てました。


 広大な売り場の中を死ぬほど歩く歩く。


 大型家具店の枠を超え、食材から小物から観葉植物まで、家ん中のモノはほとんど揃う品揃え。


 見てるだけで楽しいです。


 でも疲れます。


 順路どーり、入店して2階に上がり全コーナーを回り、再び1階に下りる手前の、歩き通しで疲れたところで現れるのが『イケアレストラン』。


 トレイに好きなモノを乗せ、最後にレジで会計するシステム。


 多少手の込んだモノは、直接注文してその場で出来上がるのを待ちます。


 けっこーなキャパシティですが、平日の13時とかですが、席は9割方埋まってます。


 こら土日とか絶対来れねぇな。


 今後店舗が増えて、人気が廃れる落ち着くのを待つ必要があるでしょう。


 以下、食ったモノ。




 ミートボール(5個入り:495円)。


 クリームソースが良く合うんですね。


 原材料には使われてないはずなんですが(1階で買えるのですよ)、チーズの様な風味がかすかに感じられます。


 右上に添えられてるのはリンゴンベリーのジャム。


『全日本料理に果物入れるんじゃねぇこの野郎の会』会長としましては、ちょっとつけるのに抵抗あったんですが、ためしに一つつけてから口に運んでみました。


 酸味が強く、甘みが控えめなんで肉の味わいとケンカせず、これはこれで悪くないです。


 でもつけたのは1つだけなんですけどね。


 ただ単純につけない方が美味いと思ったから。オレは。


 個人的には、料理におけるリンゴンベリーの使い方としては、次の一品の方が優れてると思いました。



 ビーフカレー(550円)。


 野菜の甘みが突出しないよーに、リンゴンベリーの酸味がアクセントになっていいバランスです。


 辛さは中辛、ってとこでしょうか。




 クレイフィッシュとサーモンのパテ(295円)


 ザリガニの存在感はあまり感じられませんでしたが、鮭の凝縮した風味が口いっぱいに広がります。


 一般的な日本人の味覚からしたら、多分けっこー塩分高め。押尾学先生くらいの塩分。ファッキンライト。


 オレはこれくらいの方が、濃厚な鮭の旨みと張り合ってていいと思いますが。


 食感は、木綿豆腐に重しをして水抜きした後、みたいな。



 おっさんだけど〆にプリンセスタルト(295円)食っちゃう。



 生地の間にリンゴンベリーとホイップクリーム。それを砂糖のドームで覆ってさらに粉砂糖の絨毯爆撃。甘々シュガーベイブな一皿、


 になるところがベリーの酸味で程よいお味になってるのでした。


 食事を終え、1階に下りるとまた、順路どーりに店内大散策。


 おなかも軽くなったとこで出口に向かうと、今度はそこに『ビストロ』と名付けられた軽食コーナーがあるのでした。



 ホットドッグが100円ですってよ奥さん。


 フリードリンク付いても180円。


 そら『ソーシーズ』 と食べ比べたら全く勝負にならないけど、コストパフォーマンス等考慮すると非常にレヴェル高いと思いますよ?


 同じクラスのブツが×××××あたりじゃ悪びれもせず500円とかで売られますからね。


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 つまり、あくまでも本業はホームファニッシング製品の販売であり、レストランの運営は利潤を求めたモノではなく顧客のアメニティの充足、それのみなのだと思います。


 成功を収めるには本業にどれだけチカラを入れるかが大切なんですね。


 本業より虚業を追いかけた結果、いづれ六本木から再び塀の中に舞い戻るであろう彼に思いを馳せたのでした。


 ウソでした。


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IKEA港北

『IKEA港北』(公式