相模大野『八起』
晴れて大学生となった18の春。それから同じ電車に揺られる日々が5年間続きました。
楽しすぎて1年余分に自主的に通ったんですけどね。
自主的にね。
車窓から見える、やけに看板が目立つこの建物が気になってたんです。
あれから十余年経っても全く変わらない看板。
去年kenさんに美味い焼肉屋があると言われ連れてかれたとき、あぁこの店じゃんかと思いました。
外装のインパクトもなかなかですが、肉の美味さはそれを超えるディープインパクト。フライングヒルのK点超え級だったのです。
昨日念願の再訪。
<参加者>
ミキちゃん
ここに来たら絶対に頼みましょう牛タン。
一般的な焼肉屋のぺらっぺらのタン塩の数倍はあろうか、っつー厚み。この厚み故に強火で表面をこんがりとさせてもなお旨みのジュースがしっかりと内包され悶絶する美味さ。
お高めですが何度も頼んでしまいました。
思わず焼けるタンにカオ近づけて唄っちゃいましたよ。
「You're beautiful. You're beautiful.
You're beautiful, it's true.」(参考)
美味いもんは人を狂わせますね。
まぁそれ以前に狂ってるんですけどね。
アッヒャッヒャッヒャー!
焼肉と言えばカルビ。
脂に引火して立ちのぼる火柱が食欲をよりかきたてます。
ときおりコリアンな味付けの大豆もやしをつまむと舌がリセットされていくらでも肉が食えてしまいます。困ったもんです。ホントは困ってません。
実はオレ、牛肉の部位でイチバン好きなのはハラミなんです。筋繊維が太くてあるてーどの歯ごたえはあるのにやわらかくて、肉本来の旨みのジュースの含有量が非常に多いと感じるからです。
口腔内で肉汁ドバドバフェスティバル絶賛開催中。
「ええじゃないか
ええじゃないか
このまま死んでも
ええじゃないか」
よくないですけど。
まぁそれくらい美味いんです仕方ないんです。
焼肉屋のもう一つの楽しみ、それはレバ刺。
下処理がカンペキだからイヤな雑味もニオイも全くせず、これだけ濃厚な旨みをたたえながらも一点の曇りもなくスッキリとした後味のみがただただ味蕾に残るのでした。
ちなみにオレはごま油+塩で食うのが好きです。
石焼ビビンバも食わないとね。
ここのは供されるときに既にカリッカリにおこげができてるのですぐかき回して食いましょう。
ナムルと石鍋の熱によってレアに火の通った肉とメシと卵黄とおこげと、
とにかく行儀悪くぐっちゃぐっちゃにすることがよりこの料理を美味く食うコツだとオレは思ってます。
この鍋の中の混沌を能書きたれるヒマなく口に運びましょう。
「むほほ」ってなります。「むほほ」って。
コチュジャンは最初っから入ってるんじゃなくて別途出してくれる気遣いが嬉しいです。これによってオレみたいな激辛大好き人間もハトマメみたいに辛いのダメな人間も一緒にシェアできるのです。
その後も肉を食らい肉を食らい肉を食らいフィニッシュ。
定期的に訪れたい店ですね。
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