YouTube講演家、鴨頭嘉人さんの著書「コミュニケーション大全」に
信頼関係の構築について書かれていましたので、ご紹介します。

「人間関係の問題は、情報不足が全て」です。
この情報不足は、「アスームイノセンス」によって解決できるのです。

「アスームイノセンス」を直訳すると「とぼける」ですが、
これは、「相手に悪意がないことを前提に接する」という意味です。

マクドナルド時代、僕は、決まった時刻になっても事務所に戻ってこなかった
部下を叱りつけたことがあります。

後になって、その部下がお客様が失くしたピアスを探していたことを知りました。

「亡くなった母からもらったピアスを、ショートカットの女性が必死になって探してくれました。
本当に感謝しています」
といった趣旨の手紙をお客様からいただいたのです。

僕は、恥ずかしさと申し訳なさでいっぱいになりました。

当時の僕が、「アスームイノセンス」を意識して部下と接していたら、
「君が遅れるなんて、何かトラブルがあったの?」と、
遅れた理由に目を向けて声をかけることができたでしょう。

僕のような失敗をしないように、普段から、「相手には悪意がない」を前提に
話をしてみてください。

すると相手の全てを受け入れられるようになり、信頼関係の構築にもつながります。

(「コミュニケーション大全」より)

「人間関係の問題は、情報不足が全て」ということです。

相手を理解するためには「聴く」こと、
鴨頭さんは「聴く力」を身につけることが大切と言われています。

・最後まで聴く
・全身で相槌を打つ
・声にならない声を聴く
そして、アスームイノセンス、全てを受け入れる、ということのようです。

しっかりと相手を理解し、信頼関係を構築しましょう。