皆さんは、この1週間で何回ぐらい”わっははー”と笑いましたか?

 

「笑う門には福来る」なんてことわざもありますけど、

笑うことにより、心身に良い影響を及ぼすことが認められています。

 

先ず、医学的な効果として、人が笑うと、癌やウィルスをやっつけるナチュラルキラー細胞を活性化し、免疫力アップにつながるといわれています。

他にも、血糖値を下げる痛みを軽減させる自己免疫病をコントロールするアトピーを改善させるなどが挙げられます。

 

次に、脳が活性化し、脳の血流が増え、頭がリラックスすることにより、記憶力や思考力がアップします。

また、人は、ストレスが高まると交感神経が優位になって、ストレスホルモンの分泌が増えると言われていますが、笑うと、無意識に腹式呼吸になって副交感神経が優位になります。そうなるとストレスホルモンの分泌は減少し、交感神経と副交感神経両方がバランスよく働き、自律神経が整うんです。

 

他にも、30秒笑うとなんと!30分散歩したのと、同じ運動効果があるとも言われています。

 

ここまで聞いて、ちょっと大笑いしてみようかと思われた方もいらしゃるのではありませんか?

 

私の話をすると、今は、結構毎日機嫌良く暮らしているので、周りの人たちとくだらないちょっかいをかけあい、ゲラゲラ笑い、なんか幸せそう、楽しそうとよく言われます。

でも以前は、結構険しい顔をしていた時もありました。

 

もしそんな方がいれば、意識的に、笑う環境に身を置くことをお勧めします。

動画でお笑いを見たり、漫画を読んだり、映画を見たり、心を許せる友人とふざけあったり。

 

他にもお勧めしたいのは、舞台を見て笑うことです。

 

一つ目は、お笑い系の漫才や劇の舞台です。

住んでる地域とかによって難しい場合もあるかと思いますが、条件が合えばお勧めです。

私は、お正月とかにテレビで漫才を見てもそれほど笑わない(なんか、すみません)のですが、舞台で見ると違います。

先ず、会場中の人たちが、笑う気満々で来ているのでその雰囲気に巻き込まれます。

また、笑い転げている子供たちもいいスパイスになっています。

そして、舞台上の人たちからも、笑わせるぞーという熱い思いが伝わってきます。

なのでそれに答えて、私も前のめりで笑いに行きます。

 

そして二つ目は、ミュージカル系の舞台です。

昔はどちらかというとミュージカルは苦手だったのですが、いつの間にか大好きになっていました。

役者の全力投球の芝居や歌やダンスの迫力に心を揺さぶられます。自分とは全然違う職業の人の、仕事への取り組みを見て、鼓舞してもらっている気持ちにもなります。

ミュージカルを見ている間は、舞台に集中し、素直に感情を揺さぶられます。おかしい時は大笑いし、悲しい時は泣きます。(周りの目なんて気にしません、だって、もったいないですから)そして、最後のスタンディングオベーションまで全力で参加します。

 

舞台を見た後は、何だかとてもすがすがしい気持ちになります。

誕生日に初笑いで舞台を見に行くなんてのもお勧めです。

 

笑うという感情表現は人間特有のもので、他の動物は快・不快の表現はあっても笑うことはないのだそうです。(昔飼っていた犬は、いたずらをした直後にすごく笑っているように見えたんですけども…)せっかく備わっている高度な脳の働きですから、活用しない手はないですよね。

 

ちなみに、大笑いとまで行かなくても、笑顔だけでも先ほどお伝えした免疫力アップなどの効果があるそうで、それが作り笑いであったとしてもある程度の効果が得られるんですって。

 

人は「楽しい」「幸せだ」と感じると自然と笑顔になり、脳から幸せホルモンである「セロトニン」が分泌されるんですが、意識的に口角を上げて笑顔を作った場合にも、脳は勘違いして「セロトニン」を分泌します。人って簡単に騙されて、幸せな気持ちになることも出来るんですね。

 

本当に悲しくて辛い時には、その気持ちとしっかり向き合う必要もあると思います。

でも、日常生活において、小さな困難はつきものですから、日々の不機嫌の元は自分で調整して少しでも楽しく過ごしたいものですね。

心も気持ちよくて、健康にもいいんなんて一石二鳥でしょう!