以前の土壌は、傾斜面で粘土質でしたが新しい圃場は、砂土で少し耕すと柔らかくなるのですが、雨上がり時間が経つと表面は固くなります。
土の状況によって作り方が異なります。
種の蒔き方も異なります。
粘土質の場合は、基本的に硬いので種蒔きの時に種と土を馴染ませるために手で押したり、土を掛けてはいけません。
芽が出なくなるからです。
撒いた後は軽く土と混ぜるか、細かい土だけをそっと掛けてください。
粘土質の土は、時間が経つと石のようになり、根を出しにくくするからです。
砂質土の場合は、砂ではないので耕したり表面を掻き回したりした時は 砂質の柔らかさがありますが、時間が経つと石のように固くなります。
その為、種蒔きの後は細かくした土を軽く掛ける程度にします。
黒土砂土の場合は、種蒔きの後に手で押して土と馴染ませます。
土掛けの土は、種の厚さの三倍程度の深さとします。
また、土の状況は、そのまま変わらないわけではありません。
草や作物の根によって硬い土や石は破壊されていき、徐々に柔らかい土へと変わっていきます。耕盤層の有無も作っていくうちに壊されます。
だいたい3作以上になると耕盤層が壊れ始めていき、土に棒を刺したら段々と深く入っていくはずです。
耕盤層が壊れると地温が上がり、根の伸びも良くなります。
生育も早くなるので収量にも影響します。
土の性質を知り、適正な種の蒔き方をしましょう。