いや~、今日は寒いですね~( ̄□ ̄;)
自分はいつもの如くの偏頭痛に悩まされました一日でしたわ~(-"-;A
こんなことはさておきまして・・・(@Д@;
前回の最後の方は結構強引に終わりにした形をとってしまってすみません・・・(-"-;A
謎が謎を呼び、ぶっ飛んでしまっているような感じが取れたので、今回はそのあたりを修正しつつ書いていきたいと思います。
前回は「桃太郎が旅に出た本当の理由は?」に対し、色んな想像を付けて「武家の養子になった」という選択をしました。
そうなると・・・
「じゃあ、実際に桃太郎が鬼退治に行った頃はいつ?」
っていう謎が出てきます。
そこから、紐解いていきましょう。
■実際に鬼退治に行った頃の桃太郎の推定年齢
調べてみると、色んな画家が描いた桃太郎の絵にたどり着いたのですが・・・![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170115/02/seechikin03/39/a8/j/o0400019813845744226.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170115/02/seechikin03/1d/71/j/o0400026013845744710.jpg?caw=800)
こう見ると、鬼退治から戻って来る桃太郎はかなりの青年になっていますね(@Д@;
次に、桃太郎の舞台のモデルとなる場所を調べてみました。
桃太郎の育った場所:岡山県
鬼ヶ島のモデルとなった場所:香川県
室町時代の背景を考えると・・・
旅の途中でお供を3匹連れて船で瀬戸内海を渡り、四国を巡り巡って香川県へたどり着き鬼を退治してお宝を持って岡山へ帰って来る・・・。
まぁ、最短で5年くらいの旅だったといたしましょうか?
そう考えて、この旅をやり遂げる体力などを考慮すると・・・
大体、高校生~成人くらい?
が、妥当ではないでしょうか?
なので、前回の事を踏まえて考えると・・・
7歳くらいで武家の養子として武芸を学び、15歳くらいで鬼退治に出かけたと思うと・・・
何となくですが、桃太郎の衣装もわかるような気がします。
そして、旅の途中におじいさんとおばあさんに会いに行ったことで、「僕が鬼退治に行ってきます」というつじつま合わせができるのかな?とも思います。
【太郎が武家の養子としてしばらくの年月が経ったある日、おじいさんとおばあさんの前に一人の青年が現れました。
おじいさんはその青年を見ると咄嗟に「太郎か?」と問いただすと、その青年は喜びを噛みしめて静かにうなずきました。
逞しくなった太郎に二人は「大きくなったなぁ~・・・」と涙を浮かべ、太郎と離れた間の時間を埋めるよう暫しの会話を楽しみました。
しばらくして太郎は少し黙り静かに話しました。
「実は今、僕は殿様の命令で鬼退治をすることになっている本当はその旅の途中なんだ。鬼は物凄く残虐非道で強いと聞く。もう戻ってこれないかもしれない・・・。だから、せめてものと思い、今日は会いに来たんだ・・・」と。
二人は再び悲しみに溢れながらも「今日はもう遅いからここに泊まりなさい」と太郎を寝かしつけました。
翌日、太郎が再び旅に出ると、おばあさんが「わしらにはこれしかできないが、太郎が無事に帰ってくるよう願いを込めて作ったきび団子じゃ。怖くなったり寂しくなった時はこれを食べておくれ。わしらはいつも願っておるからな」と言い、太郎にきび団子を渡しました。
太郎は必至に涙を堪え、再び帰って来ると誓い、おじいさんとおばあさんに別れを告げました】
こんな感じですかね?
■三匹のお供について
桃太郎が鬼退治の旅に出ると、徐々にお供が付いてきます。
はじめは犬、次に猿、そして最後にキジです。
しかし、なぜこの三匹なのでしょうか?
別にもっと強い動物がいるではないか?とも思えるのですが、この三匹だからこそ良い塩梅なのではないかとも思えてきました。
一説には、干支の方角を表しており、丑寅(北東:鬼門)の方角に対しての半面にある干支が申酉戌(南西から西:裏鬼門)だからというのがあります。
じゃあ、同じ犬でも狼でもいいし、とりについてはキジじゃなく鷲や鷹でもいいじゃん?って思うわけです。
でも、それではだめじゃなんです!
一つはそれぞれの象徴と呼ばれるものがあります。
犬:忠義・仁義
猿:知恵・魔除け
キジ:勇気
キジの勇気という象徴はちょっと「?」と思うのですが、キジは子供が危険になると、命を賭してでも子供を守るという話を聞いたことがあります。
つまり、いざという時のキジの強さというのは計り知れないものがあったのかもしれません。
また、ここで自分の勝手な解釈にもなるのですが、別の視点で3匹の特徴から考えてみると・・・
犬:守護
猿:娯楽・自由
キジ:先見の明・派手
というのも見られます。
これを実際に人間として考えてみると・・・
・忠誠を誓い、なんでもいう事を聞いてくれる者
・知恵があり、ユーモラスな自由人
・流行には敏感で、先見性があり、いざという時には役に立つ者
ということになるのではないでしょうか?
こんな人たちが親友としていたとしたら、なんと心強いのでしょうか?
そしてもう一つの意味は、それぞれのバランスというところにあるかと思います。
よく言う「犬猿の仲」という言葉があるように、犬と猿のいうのは非常に相性が悪い(というイメージが強い)です。
でも、桃太郎には一緒にお供としてついて行く・・・仲良さそうに・・・なぜでしょう?
想像してみました。
実は、ライバルとして陰ながら争っていたのではないのか?
いくら仲間だとはいえ、どこかしらでは「自分が一番だ‼」という欲はあるのではないでしょうか?
性格的にだってお互いが相反するものです。
そのためには、時には喧嘩をすることだってあると思います。
犬と猿がそのことで度々喧嘩をしたとしたら、仲裁に入るのが桃太郎かキジとなります。
桃太郎に一喝されたら、2匹は黙るでしょう。
キジに言われたら「お前は空飛べるからいいじゃないか‼っていうか声がうるさい‼」って同じ意見を言われるでしょう。
でも、犬と猿だから、お互いが喧嘩したとしてもどっちかが死ぬことはないであろうし、キジという獰猛とは言えない鳥だからこそ2匹は襲うというところまではいかないのかと思います。
また、2匹が喧嘩することでお互いを理解し、さらにお互いが向上することにもなるので、決して悪いことではないと思うのです。
これが例えば狼だったら、鷲や鷹などの獰猛な猛禽類だったら、このバランスは確実に崩れてしまうと思います。
そうなってしまっては旅も楽しくありません。
つまり、それぞれ特徴ある者でバランスが取れている仲間がいたからこそ、桃太郎の旅は成功したのかもしれないと思うのです。
この桃太郎のお供については、今の自分たちにも必要なことなのではないでしょうか?
会社で、飲み会で、プライベートでこんな仲間がいるとしたら、どんなに楽しいことでしょう?
時には意見の食い違いで口論することもあるかもしれません。
でもそれは、逆にお互いを知る事にもなるし、今まで見えなかった何かが分かるようになるチャンスであると言えるとも思います。
さて、今回は前回の修正から3匹のお供について書いてみました。
いよいよ次は鬼退治となるのですが、「鬼」っていったい何でしょうか?
鬼を退治した桃太郎の思いはなんでしょうか?
次回書いていきたいと思います。(^_^;)