意識するほどに、手慣れたこともうまくできなくなる、そんなことがよくある。
Camの場合、ものすごく記憶に残っているのが、電話応対。
2年ちょっと前まで務めていた会社では、当時2年目でまだまだ新人だったCam。
電話応対は、まだまだ現役担当だったわけで。
「お電話ありがとうございます!イン○○○○ンスでございます!」
なんて、元気はそこそこに丁寧に電話応対してきた。
当時1日に最低でも10件は電話応対していたが、
ある日、ある時、たまたま2回連続で社名のところで噛んでしまった。
その時は、たまたまだろうと思っていたが、
3回目、応対しようとしたら、また社名のところで噛む。
4回目。やっぱり噛む。
いい加減に、ちゃんと電話に出よう!
5回目。もれなく、噛んでしまう。
挙句の果てに、「お電話ありがとうございます!」が
「おでんは愛が十(とお)ございす!インテ×○△■・・・(笑)」って。
意識すればするほど、原型をなくしていく応対文句。
なぜでしょう??
意識すればするほど、神経を集中すればするほど、手慣れたことが出来なくなる。
これ実は、大脳新皮質のシワザらしいです。
人間の脳は、おおざっぱに言うと、内側から外側に向かって、ハチュウ類脳、ホニュウ類脳、ニンゲン脳で構成されている。
ハチュウ類脳は、生死にかかわる人間の判断・行動をつかさどる。
ホニュウ類脳は、スキ、キライにかかわる人間の判断・行動をつかさどる。
ニンゲン脳は、理屈や理性をつかさどる。
で、新皮質というのは、簡単にいうとニンゲン脳。
で、ここで戻りますが、なぜニンゲン脳が、手馴れた行動に障害をもたらすのか。
それは、こういうこと。
手馴れたことっていうのは、普通は意識せずに、理屈理論理性に関わらず、
勝手にハチュウ類脳やホニュウ類脳、つまり内側の脳がやってくれている。
基本的に内側の脳というのは、生死にかかわったり、感情にかかわったりする部分なので、
なにせ情報処理が早い!
それもそうです。
ライオンに食べられそうになって生きるか死ぬかの瀬戸際なのに、
事態の展開についていけず、
気づいたら食べられてました・・・
っなんて蛇では困るから。
ホニュウ類も同じ。
つまり、俗に言う運動神経がいいわけだ。
代わって、ニンゲン脳。
これは理屈理論理性をつかさどるので、基本的には、情報処理速度が遅い。
どれくらいかというと、1秒間に約200回程度の演算ができるらしい。
コンピュータなら、1秒間に数十億回は演算する。
とにかく遅い。
なので、ニンゲン脳だけを使って、人間が運動をしようと思ってもできないらしい。
ピッチャーがボールを投げて、「ストライクゥゥゥ!!」って審判が言っているのに、
まだボールが投げられたことに気づかないほど。
つまり、これなんだ。
普段、内側の脳だけで、手慣れた行動を難なくこなしていたのに、
何かの拍子に意識しだすと、突如として外側の脳、つまりニンゲン脳が理論や理屈を引っさげて
スムーズだった行動に介入してくる。
「グリップの握り方はだな、こぉで、あぁで、こんな感じでな。。。」
「腰を45度だけひねってな、目線はやや高めにあわしてな、こぉでな、あぁでな。。。」
「ボールはな、こぉ飛んでくるから、こんな軌跡を描くから、その瞬間に、角度をこれくらいにして打つのよ」
はっきり言って、うざい(汗)
処理速度が遅い上に、理屈理論をやたらとゴネるわけだ。
そう、人間が意識するほどに、手馴れた行動がうまく出来なくなるのは、
処理速度の遅い理屈理論ばかりをゴネるニンゲン脳を使おうとするから。
ボールなんて打てるわけがない。
処理速度がついていかないから。
じゃ、どうすれば、これまで無意識にうまく出来ていた行動を取り戻すことができるのか?
それは次回のお楽しみと言うことで。
それでは、そよぉ~ならぁ~☆
