基本的な方針は1次試験と変わりません。「過去問を解いて、解説を読み、解答・公式を暗記する」という方針です。
ただし、解答・解説の難易度は上がりますので、優先順位をつけて取り組む必要があります。具体的には以下のようにします。
<2次試験>
TACが出版している以下の1冊を使います。
■「証券アナリスト2次試験過去問題集(証券分析・企業分析・市場と経済・職業倫理)」
過去3年分の問題と解答・解説が記載されています。1次試験の過去問に比べると、「解説を読んでも分からない」という部分が多くあると思います。
その都度インターネットで調べてください。1次のときよりは時間をかけて調べる必要があります。
なおTACからは2次試験用の総まとめテキストも出版されていますが、インターネットで調べて分からなければ、総まとめテキストを読んでも同じことの可能性が高いので、総まとめテキストは不要です。
上記の過去問を全部3回解いて解答や公式を覚えれば、十分合格水準に達します。しかし1次試験と比べ、2次試験の過去問は難易度が上がっています。
特に「証券分析」については、全てを解いて理解・暗記するのは困難です。
そこで、以下のように優先順位をつけて勉強します。
1 「職業倫理・行為基準」は満点を狙う
2次試験は例年以下の4分野から出題され、配点は以下のとおりです。
■証券分析とポートフォリオ・マネジメント(205点)
■コーポレート・ファイナンスと企業分析(90点)
■市場と経済の分析(65点)
■職業倫理・行為基準(60点)
(配点は平成25年度)
4分野の合計は420点です。ボーダーラインを6割とすると、250点取れば合格できます。
上記のうち、「職業倫理・行為基準」については、過去問をしっかり解いておけば、ほぼ満点を狙えます。
そこで、まずは「職業倫理・行為基準」の勉強を最優先に取り組みます。
本番で多少取りこぼしたとしても、50点は取れるはずです。
「職業倫理・行為基準」で50点とれば、ボーダーラインまで必要な点数はあと200点です。
2 「コーポレート・ファイナンス」で7割取る
「コーポレート・ファイナンスと企業分析」は、特定の公式や計算で解ける問題が多いので、点が取りやすい分野です。
したがって「職業倫理・行為基準」の次は「コーポレート・ファイナンスと企業分析」の勉強に取り組み、過去問に出てくる公式をを正確に覚えてください。
本番ではこの分野で約7割、すなわち65点取ることを目指します。
「コーポレート・ファイナンスと企業分析」で65点取れば、ボーダーラインまで必要な点数はあと135点です。
3 「証券分析とポートフォリオ・マネジメント」で5割取る
この分野は出題が多岐にわたり、過去に見たことのない問題も出題されます。
そこで、「証券分析とポートフォリオ・マネジメント」については5割取ることを目指します。過去問を解く際は、出題頻度の高いものから順番に勉強し、時間がなければ出題頻度の低いものは手をつけなくても構いません。具体的には以下の順番で過去問を解きます。
1 株式ポートフォリオ戦略
2 債権ポートフォリオ戦略
3 デリバティブと投資戦略
4 投資政策とアセット・アロケーション
5 パフォーマンス評価
6 オルタナティブ投資
7 国際証券投資
8 信用リスクモデル
9 行動ファイナンス
6以降は時間がなければ捨てても構いません。それよりも1~5の過去問を繰り返し解いて、解答・解法を覚えてください。
「証券分析とポートフォリオ・マネジメント」で約5割、105点取れば、ボーダーラインまで必要な点数はあと30点です。
4 「市場と経済の分析」で5割取る
この分野も出題が多岐に渡り、点が取りにくいです。
ただし基本的な用語の定義を答えればよいだけの問題もあるため、最低限過去問だけは解けるようにしておき、本番では答えが完全には分からなくても、部分点狙いで5割取ることを目指します。
「市場と経済の分析」で5割、30点取れば、4分野合計で250点となり、ボーダーラインを突破できます。
上記の方法で1日1時間、3ヶ月で60時間~80時間勉強すれば、合格できると思います。