初めてのお客さんは鳶職の人だった
まだ20代前半だったんじゃないかな
緊張して全然話せなかった
何話していいかもわからないし
黙って座ってた
「なんでキャバクラで働いてるの?」
って聞かれた
なんか適当に答えた(笑)
何て答えたかも覚えてない(笑)
「彼氏に可哀想とか思わないの?」
ドキッとした。
彼氏の顔が浮かんで
何も言えなかった
「俺、自分の彼女がキャバクラやってたら
絶対嫌だけどな」
なんかすごくみじめな気持ちになった
こんなにストレートに
嫌悪の気持ちを言われるなんて
もしかしたら初めてだったのかも
すごく泣きたくなった
今思い返してみれば
こんなこと言われたのはこの時くらいだから
きっとキャバクラが嫌いな人だったんだろうな
と思う
今言われても何にも思わないけど、
当時の私にはショックだった
