
今日の神奈川県は蒸しますねぇ~

今日はカスタムネタではありません。
先月/今月と 事故でレッカー引き揚げから修理で入庫しているシグナスXが2台入ってきたため、交通事故で相手が居る事故対応/修理見積りについてです。
当店のお客様は10台中10台が「カスタム車」です!ww
当然お金がかかっているバイクばかりです。
そんなカスタムされたバイクで事故を起こしたりもらったりした その後の修理について皆さんが気になるポイントを幾つかに分けてご説明いたします。
・100%相手方過失による事故の場合について
この場合 現場若しくは引き揚げられた警察署または事故現場地域のレッカー屋さんまでこちらから引き揚げに行く「レッカー代」は相手方保険会社に請求できます。
また、事故で破損した愛車に乗れない間の「代車」も当然「代車代」を請求できます。
当店でも代車は用意しております。
次に破損した部位の修理について、、、
例えば
Ⅱ型シグナスX走行距離30000km程度の場合 保険会社から算出される全損の金額は
概ね16万円~20万円程度です。
たとえフレームが逝っていなくても修理が必要な個所や傷が入ってしまったパーツの代金も見積りに載せることができます為カスタムされたシグナスXだと20万円という金額を超えることがほとんどです。
となるとどうなるか?ですよね。。
これは相手方さんの保険契約の内容によって保険会社さんの対応は様々です。
保険会社さんが算出してきた「全損20万円」でオーナーさんがご納得されれば何も問題は有りませんが、近年原付2種用のマフラーひとつとっても5万6万円は普通です!
純正部品のカウル類を全て揃えていくと7万円~です。
シグナスXはフロントステムアンダーブラケットが弱いため強い衝撃を前からでなくとも喰らった場合ステムも曲がることがあります。
そうなると工賃は跳ね上がり・・・・フォークに傷が付いて交換など・・・・・・
ざっと書いただけで概算で20万と言う金額は超えていってしまいますね。。。
と、先ほど「相手方さんの保険契約の内容」書きました・・・
相手方さんが「全損時超過特約」という特約に入っている場合は概ね車両全損金額に+50万円まで超過分を保険会社さんが保障してくれます。
この「全損時超過特約」に入られていない相手方さんの場合は・・・・・・
私どもショップの交渉次第となる事がほとんどです。
・事故の相手との過失割合が割られる場合
この場合「代車代」は請求できないことがほとんどです。
レッカー代に関しても 保険会社によってですが渋る場合が大半です。
もちろんカスタムしてある個所の損傷については修理見積りに入れて請求することはできます。
では当店で実際に扱った最近の事故修理 対保険会社さんとのやり取りをご紹介いたします。
・幹線道路にて信号待ち停車中に後方から追突され100%相手方過失
全損時超過特約の加入無しの保険修理(ちなみに相手はタクシー会社です)
シグナスXⅢ型 走行距離25000km車両 フルカスタム車
当店修理概算見積り~60万円(傷の入ったエンジン本体もケース交換を前提とした見積りです)
保険会社からの全損金額は28万円
(この金額は当店と保険会社アジャスターさんとのやり取り中 私が「少しでも高い金額の中古車をピックアップして相場を出していただかないととても全損では賄えない旨を伝えたため一般的な相場より高い金額です)
その差は
60-28=32万円
ここで私の「出番」です!!
保険会社アジャスターさんとのやり取りの詳細は言えませんが、超過特約を使えない場合の保険会社さんの対応は「あくまでも全損の金額」になるのですが、最終的な金額は
車両物損保障金額~41万円になりました。
要点は概算金額と 実際に出した見積りとで「駆け引き」をした結果です。
お気づきかと思いますが、金額は新車より高値です。
この事例の場合 超過特約を使っていないため支払された金をどのように使っても構わないのです。
もちろん、要所の修理をした上で傷が入ってしまったエンジンは直さずに我慢すれば本来「その分」に使うはずのパーツ代+工賃は別カスタムに回すことができます

つぎに
相手方さんが全損時超過特約に加入していた場合の事例です。
当店修理見積り~28万円
保険会社さん全損金額20万円
超過特約を適応される場合は、「修理」前提です!
保障された金額を「好きに使うこと」は出来ません

修理が必要な傷ついた箇所を写真に残し
作業途中の写真
完成時の写真
完成後の車両の状態を保険会社アジャスターさんが確認しに来ます。
よって「浮かす」ことは出来ませんが、、、、、
だがしかし・・・・
折角?痛い思いまでして愛車を修理するのにある程度はワガママ言いたいですよね!?
ここにも当店の裏ワザ的やり取りで
純正だった箇所の補修を社外カスタムパーツにすることができます。
解りやすく言うと
純正パーツより金額の安いカスタムをチョイス「してあげる♡」のです(笑)
保険会社さんも少しでも保証金額を減らしたいわけですから「ソレ」よりも安いパーツであればノーとはなりません。
(絶対ではありませんが・・・)
というように
当店では 事故修理で更なるカスタムが出来る!ということです

こういった対応は 長くやっている過程で当店地域の持ち回りのアジャスターさんとは当然顔見知りになるわけですから、、、
関係を良好に保ち、お互いが(保険会社対当店)メリットが生まれる提案をしているから出来ることなんです。
「こっちは被害者だ!」的な対応で 相対していたらできないんです。
上記に挙げた事故修理対応は近々の事例で
どちらも事故入庫から保障金額確定まで1週間で決着しています

そしてどちらの車両も 事故前よりカスタム度増し

