5年が経って
5年前に自分が残した言葉に情が動いた


5年前は青森に居るなんて夢にも思わなかったし
バイトしている自分の姿も想像できなかった

5年が経って
地元を離れて
青森へ来て
勉強をして
5年前のことを思い出しながら
帰路につくなんて
想像もできなかった


離れているから
未だに家に元気で居るんじゃないか

5年経って そう思っている


夢の中では生きていてほしい


昨日の帰り道
思い出して泣いた

なんだか泣かないといけない気もしてた


忘れてなんかいない

開き直れた訳ではない

まだ悲しみに浸っている

この気持ちを表すには泣くしかないと思った



思い出しながら泣いた
帰り道泣いた

そして自分の言葉に泣いた


忘れてることもたくさんあるんだろう

でもずっと泣くんだろう
何年経っても
12月には泣くのだろう


死んだら
みんなが死んで
自分も死ぬとき
そのあとの12月には
泣く人もいなくなるのだろう


家族みんな12月は悲しくなる

家族みんな死んだら
12月に泣く人がいなくなる

その瞬間
じじも死ぬんだろう


まだ生きているのだろう

泣いたら帰って来てくれるんだろう




7回忌はちょうど国試の前だと気づく

だから
きっと受かるだろう

そして救えなかった分、
なにもできなかった分、
人を助けたい





最後の会話を覚えています伝えたいことは今も胸の中に閉まってます