企業の採用活動の短縮化に伴って、2013卒の製薬業界の就活は過密スケジュールへと変化したといわれています。
つまり準備が遅れて流れに乗り損ねると、あっという間に取り残されてしまいます。
気がついたら締め切り前のエントリーシートが山積みになって、思うようにエントリー数を増やせない恐れがあります。
エントリー数が少ないと最悪、面接に慣れる前に持ち駒がなくなるかもしれません。
そうならないためにも、まずは全体の流れを把握しておきましょう。
製薬企業(開発職)とCROの選考スケジュール
----------【12月】----------
▶ リクナビ/マイナビがグランドオープン
▶ 企業の新卒採用ホームページでMy Pageをつくれるようになる
▶ 最初の合同企業説明会
12月は大手製薬企業のブース出展がほとんどありません。
----------【1月】----------
1月は一部の製薬企業やCROで説明会の予約が始まる程度で、イベントはほとんどありません。
しかしそれは嵐の前の静けさなので、時間に余裕があるうちにWEBテストの最後の確認や、自己分析/企業分析を深めることに注力すべきです。
▶ 1月中頃から、6年制薬学部生はⅢ期の長期実務実習に参加。
平日は夕方5~6時まで拘束されました。
----------【2月】----------
2月を境に突然忙しくなります。
週末は説明会などで予定がほとんど埋まり、エントリーシートの締め切りにも注意を払わなければなりません。
そして月末にいきなりエントリーシート締め切りのピークを迎えます。
▶ CROでは面接が始まる
▶ 2月の合同企業説明会は多くの製薬企業がブース出展する
----------【3月】----------
前半の2週間が勝負所です。
製薬企業では連日エントリーシートやWEBテストの〆切を迎え、数日おきに説明会があります。
逆に下旬は時間に少し余裕ができるので、この間に面接の準備を仕上げます。
▶ 一部のCROで内定がでる
▶ 一部の製薬企業で一次面接の案内が届く
▶ 下旬にはⅢ期の長期実務実習が終了
----------【4月】----------
製薬企業の面接が一斉に始まります。
特に上旬は連日面接を受けることになるでしょう。
大手製薬はこの一カ月間で全てが決まります。
▶ 4月1日は日系製薬大手で一次面接の案内が届く
▶ 1日から面接をする外資系製薬も
▶ いくつかの外資系製薬は4月初旬がエントリー受付期間です
----------【5月以降】----------
▶ 4月末・5月以降も、一部の製薬企業やCROで選考が残っている
▶ 4月にエントリー開始した外資系製薬の内定は5月末頃
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【まとめと次回予告】
ここで最も大事なことは、2~3月が滅茶苦茶忙しいということです。
逆に1月までは、イベントはほとんど行われません。
かといって、年明けになっても自己分析や企業分析、WEBテスト対策がまだ十分にできていないようでは、かなり苦しいです。
なぜなら理系学生は就活に全ての時間を割くことができないからです。
片手間に一カ月間準備するくらいで上手くいくほど就活は甘くありません。
それでは、いつ就職活動を始めるべきなのでしょうか?
これについて次の記事で話していきます。
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いつ就活を始めるべきか