ある小さな会社でこんな話がありました。数年前に導入したパソコンが最近では不具合などが起こるため、新しいものへと切り替えていくときに、それ以前に使用していたパソコンをどうしようかで社員みんなが考えていました。もうすでに、以前のものに入っていたデータのバックアップは取ってあります。以前のものを普通に処分してしまうと、悪質な第三者がハードディスクを取って、中のデータを不正利用する可能性がないとは言えません。安全に処分できる方法はないのでしょうか。その話は延々と続けられましたが、数日後、あるものを使って解決することができました。それは、ハードディスクのデータを消去するソフトが入ったUSBメモリです。これを使えば、ハードディスクのデータをOSのクリップ領域ごと消去するので、復元することができず、情報漏えいすることなく安全にパソコンを処分することができます。もしもいらなくなったパソコンを廃棄したり下取りに出したりするときには、この製品を使ってください。
私は、仕事をする際にUSBメモリを使用しています。ある日、仕事仲間と話しているときにUSBメモリの話題になりました。
「USBメモリは持ち運びには便利だけど、なくしたときとか大変だよね。」
「なくしたときに違う誰かに拾われて、悪用されると嫌だよね。」
このように、USBメモリのメリットとデメリットについて話していました。そして、USBメモリのセキュリティ対策について、こんな話が出ました。
「第三者には絶対にデータを見られない、いいものを持っているよ。今も使っているけど、これだよ。」
それは、普通のUSBメモリのようだけど、よく見るとセンサーのようなものがついています。彼が使用しているのは、指紋認証USBメモリで、指紋認証を使ってデータを管理するUSBメモリなのです。
「これを使って、ファイルに時限設定をしておけば、自動的に消去できる機能があるから、もし紛失したり盗難にあったりしたときも、データを悪用されずに済む。これはみんなにお勧めだよ。」
「これはいいね。早速使ってみたいね。」
先ほどまでの記事では、指紋認証タイプとパスワード認証タイプの2種類の、セキュリティに特化したUSBメモリについて説明してきました。今回は、これらのことをさらに詳しく説明します。
まずは、指紋認証タイプの方ですが、こちらの指紋認識率は99%以上なのです。よって、登録者以外の指紋を全く認めません。また、管理者権限が不問なので、外出先のパソコンでこのUSBメモリを使っても大丈夫です。さらに、ユーザー登録数は最大で24人まで設定することが可能です。
次に、パスワード認証タイプと指紋認証タイプの共通点について説明していきます。まずは、AES256ビット暗号化方式のファイル暗号化機能があることです。次に、付属の認証ソフトにより、簡単に操作できることで、事前にパソコンへのソフトのインストールは不要であることです。そのほかには、日本語のマニュアルが付いていること、USBメモリの本体が回転式キャップレス仕様になっていること、購入すればケースがついてくることなどが挙げられます。
先ほどの指紋認証USBメモリのほかに、セキュリティに特化したUSBメモリがあります。それは、パスワード認証USBメモリ「PASSWORD USBメモリ」なのです。このUSBメモリは、その名の通りパスワードによる認証でデータを守り、登録者以外の使用を認めません。
このUSBメモリを使用する際は、USBメモリ内の専用ソフト「iStar」を使用するため、あらかじめパソコンにドライバーやソフトをインストールする必要はありません。簡単な操作により、パスワードを入力して認証すれば、すぐに使用が可能になります。また、パスワードの変更も可能です。
このUSBメモリには、2012年から販売されている新しいバージョンがあります。これは、ダウンロード購入することでセキュリティ機能の追加が可能になっています。そして、万が一情報漏えいがあっても大丈夫なように時限設定消去機能があり、利用ログが残るログ書き出し機能があります。このように、ますますパワーアップしていきます。