軽く、これまでの前哨戦を振り返る。
ジャパンカップ 芝2400m
12.8 - 11.4 - 12.8 - 12.8 - 12.6 - 12.8 - 12.8 - 12.4 - 11.6 - 11.1 - 11.1 - 11.9(37.0-38.2-36.8-34.1)
3 トーセンジョーダン 02:26.1 2-2-2-2 34.1
4 アドマイヤラクティ 02:26.2 9-9-10-10 33.5
6 ルルーシュ 02:26.3 3-3-5-4 34
9 ナカヤマナイト 02:26.5 6-6-6-7 34
15 ゴールドシップ 02:27.5 16-17-13-13 34.7
前半から超スローペースになったレースで、好スタートから押し出されるように先頭に立ったエイシンフラッシュのペース。エイシンフラッシュとしては、絶好のペースだったと思われるが、前に馬がいないと伸びきれなかったようで、残念な結果に。デニムアンドルビーの最速上がりが最も強い内容。上がり2位で4着まで押し上げたアドマイヤラクティも瞬発力勝負では強いことがわかった。というように、このレースはヨーイドンの瞬発力を見るためのレースだったということで、有馬記念に直結する材料は少ない。
金鯱賞 芝2000m
12.8 - 11.0 - 12.1 - 11.7 - 11.7 - 12.0 - 12.2 - 12.2 - 11.5 - 12.4(35.9-23.4-24.2-36.1)
1 カレンミロティック 01:59.6 2-2-2-2 35.8
2 ラブリーデイ 02:00.0 3-3-3-3 35.6
3 ウインバリアシオン 02:00.1 9-9-9-8 34.6
4 トゥザグローリー 02:00.4 5-5-5-5 35.3
テンはスローも中盤の前半が速いペースとなったレース。先行していた馬はここで負荷がかかっており、一定の根性がないと直線でモタれている。カレンミロティックはペースをつくったメイショウナルトにピッタリついていたので、その流れをまともに受けているので、勝負根性は優れているといえる。上位3頭ともに休み明けでの結果だったことを踏まえると、叩いた上積みがある分、本番ではもう1段階上のパフォーマンスを見られる可能性はあると思われる。
では、各馬について触れる。
ダノンバラード…流れの速かった宝塚記念で2着に粘れたのは馬場の恩恵があってこそ。前走の秋盾も前半から速いペースになったが、良馬場で差し脚が届くようだと粘れないあたりから、軽い馬場質の舞台では足りないのだろう。中山に変わることで一変しても不思議ではないが、相手が悪い上に騎手もプラスとは言いづらい。ここでは力不足と見る。
ヴェルデグリーン…秋盾の内容から分かったのは、平均ペースまでなら速い上がりが使えるが、ペースが速くなると脚が止まってしまい、切れなくなるタイプ。完全に昔のエイシンフラッシュと同じタイプ。エイシンフラッシュと違うのは、彼が府中が得意なのに対して、本馬は中山が得意である点。今年の1月の中山で34秒台が使えるあたりからも、今の中山の舞台でも同様の末脚を使える可能性もあり、ペース次第では要注意。
カレンミロティック…速いペースを自ら作って後続に脚を使わせないのが特徴。遅いペースでも速い上がりを使えるのも武器の一つ。良い枠を引いたのでおそらくはダノンバラードを抑えて逃げる展開になると思われる。やや寸の詰まった馬体から、距離はおそらく2000mがベスト。今回の2500mは長い印象で、どこかで息を入れさせなければ、掲示板すら危ういと思われる。よって、ここではペースメーカーとしての走りに期待しておいて、消し。
ウインバリアシオン…速い流れに対応できるだけの勝負根性を持ち合わせているが、極端な捲りを嫌うタイプで、アドマイヤラクティ同様、ロングスパートに強いのが持ち味。極端な捲りさえ仕掛けずに徐々にポジションを上げるスパートなら、オルフェーヴルに追随できるだけの脚を有していることが魅力。ただし、オルフェに関しては大捲りができるほどの心配機能を有しているだけに、そこで差がつくのだろう。位置取りが後ろに寄るようなら、レースペースも問われる。馬体も叩いた上積みで絶好調に見える。馬体重も15kgほど落ちていれば完璧だろうと思っていたが、調教後の馬体重が546kg。成長分の可能性もあるが、パドックを見直すまでは割り引きたい。
デスペラード…距離が長ければ長いほど走る馬で、瞬発力もないため、できるだけペースが速くならないと上位に入るのは難しいと思われる。また、テンの行き脚でダッシュがつかないため、テンが速くなると最後方に置いていかれてしまう欠点もある。コーナー途中で下り坂がスタート地点となる有馬記念は、ダッシュをつけやすいが、馬自身、遅いペースでこそなので、ここは不要だろう。
オルフェーヴル…調教の走りが物足りなさすぎるくらいに気になるが、能力に関しては疑いの余地なし。大捲りも決められる点から道中で不利さえなければ、当確だろうか。
タマモベストプレイ…速いペースへの耐性はあるが、距離が長い。本来なら、年明けの中山金杯が一番しっくり来ていたほど。暮れの2500mを走るだけのスタミナがあるとは思えず、ここでは不要。
ラブリーデイ…4月の皐月賞当時と比べると、見違えるほどに成長した本馬。速い流れでも耐えるだけの勝負根性が備わったのは魅力。距離に課題があるものの、比較的ペースの遅かったダービーでさえ、上がり33秒台を使えているので、何とか持つだろう。あとは重い馬場への適性。これまでのキャリアを考えると、多少の無理がありそうだが、走ってみないとわからないレベルでもある。人気もなさそうなので、抑えとして一考。
ルルーシュ…血統的には中山でも走るはずだが、過去の戦績が示す通り、府中向きの馬で中山は不得意。1800~2000mであれば、33秒台の末脚が使えるが、長距離では速い脚が使えないため、一貫した平均ペースでの持続力勝負が持ち味。それが今年の目黒記念であったり、昨年のアルゼンチン共和国杯である。今回も流れ次第ではあるが、瞬発力に秀でた馬が多いだけに、よほどペースが速くならない限りは足りないと思える。
アドマイヤラクティ…血統的には中山向きだが、実績面では軽い馬場質向きと言える。前走は瞬発力勝負ながら、4着は立派。基本的にはアルゼンチン共和国杯や昨年の金鯱賞や3走前の京都大賞典のようなロングスパート合戦が得意で長く良い脚を使えることが武器。中山のコース形態から、同様のレースになる公算が非常に高い。叩いた上積みがなくとも、豪腕の手腕で上位に絡む可能性もあり、ヒモで一考したい。
ラブイズブーシェ…準オープン馬で、能力的にも論外。出走すること自体が残念。
テイエムイナズマ…有馬記念に登録したものの、中間は除外確実とあってか、追い切りは軽め。出走が決まった当日も坂路を馬なりで追い切っているように、出走態勢は万全ではない。前走は久々に前に行く競馬をしたが、全くかみ合わなかったところを見ると、やはり後ろからの瞬発力勝負に賭ける方が良さそう。重い馬場も苦にしないタイプで中山は合うだろうが、やはり問題は状態面。調教の走りを見ても好調時には程遠い。デムーロマジックの炸裂はさすがにないだろう。
トゥザグローリー…流石に旬が過ぎ去った感が強い本馬。ルメールを鞍上に迎えるとはいえ、同厩の他馬に比べて調子が一番良いわけでもない。全盛期に比べると、上がりで使える脚も劣っており、冬場と中山が得意であっても、掲示板が精一杯のような気がしてならない。
ゴールドシップ…正直、ウチパクが問題だと思っていたので、乗り替わりは歓迎材料。とはいえ、前走は明らかに負けすぎで、識者いわくレースを途中でやめていたっぽい。ウチパクの強引さが、本馬のプライドに傷つけたのであれば、ムーアへの乗り替わりは好材料とみるが、正直、騎手や馬具だけで馬が変わるとも思えない。週中の降雨で多少は緩んだ馬場になっている可能性もあり、流れは向いている。スタミナは無尽蔵にある感じなので、馬の気持ちを損なわなければ勝負になるだろうが、はたして?
ナカヤマナイト…中山巧者であるものの、昨年の有馬記念や前走のジャパンCを見たところ、どうも距離が長い印象で、2200mが限界なのかもしれない。切れる脚はないので、前に位置取りたいが、枠が外目。おそらく、これまでのことを考えれば、前に行くと距離ロスでスタミナ不足。控えれば、切れ不足となる公算が高いため、ここでは要らない。
トーセンジョーダン…前走の激走っぷりには驚かされた一頭。乗れない上に下手くそなウチパクが鞍上ではあるが、馬の能力が高いのは明らか。加えて、調子もうなぎ上り。競馬ブックのPhotoパドックを見ても、惚れ惚れとする好馬体で印象が良い。あとは大外枠がどう出るか。控えるようなら届く見込みが薄いために、前に行かなければならないのだが、大外を引いたことでウチパクが控えないかと心配ではある。前走のように押して前に行かなくてもいいので、中団くらいにつければ十分にチャンスはあると思えるだけの出来にある。高齢馬で人気がない今回だからこそ、狙い目。
レースペースは、世間一般的には前に行く馬が少なくてペースが遅くなりそうだといわれているが、中山は小回りで先行有利のコース形態。しかも、なるべく前でレースをしたい馬が多いこともあって、私の感覚だと先行馬が集中し、テンはやや速めになった後、ダノンバラードか、カレンミロティックが淀みのない平均ラップで引っ張る展開になると思われる。バックストレート入口でようやく隊列ができあがって一息入れる展開。3角手前で隊列が固まりだし、3角からロングスパート合戦。前にいる馬はよほどの勝負根性がないと残れない形になると想定。この時点で後ろにいそうなのが、オルフェーヴル、ヴェルデグリーン、ナカヤマナイト、テイエムイナズマ、デスペラード。中団にいそうなのがアドマイヤラクティ、トーセンジョーダン、ゴールドシップ、ウインバリアシオン。可能性があるのは、この面々だと思われる。この面々でのロングスパート合戦。今の中山の馬場は、フラットな状態もJRAお得意の工作で前残りもあるかもしれない。。その状態で瞬発力が切れそうな馬で勝負する。
◎06.オルフェーヴル
○16.トーセンジョーダン
▲14.ゴールドシップ
☆02.ヴェルデグリーン
△10.アドマイヤラクティ
△08.ラブリーデイ
△04.ウインバリアシオン
◎を軸とした○▲☆への馬連と、○▲☆のワイド、◎→○▲☆→○▲☆△の三連単で勝負。
ジャパンカップ 芝2400m
12.8 - 11.4 - 12.8 - 12.8 - 12.6 - 12.8 - 12.8 - 12.4 - 11.6 - 11.1 - 11.1 - 11.9(37.0-38.2-36.8-34.1)
3 トーセンジョーダン 02:26.1 2-2-2-2 34.1
4 アドマイヤラクティ 02:26.2 9-9-10-10 33.5
6 ルルーシュ 02:26.3 3-3-5-4 34
9 ナカヤマナイト 02:26.5 6-6-6-7 34
15 ゴールドシップ 02:27.5 16-17-13-13 34.7
前半から超スローペースになったレースで、好スタートから押し出されるように先頭に立ったエイシンフラッシュのペース。エイシンフラッシュとしては、絶好のペースだったと思われるが、前に馬がいないと伸びきれなかったようで、残念な結果に。デニムアンドルビーの最速上がりが最も強い内容。上がり2位で4着まで押し上げたアドマイヤラクティも瞬発力勝負では強いことがわかった。というように、このレースはヨーイドンの瞬発力を見るためのレースだったということで、有馬記念に直結する材料は少ない。
金鯱賞 芝2000m
12.8 - 11.0 - 12.1 - 11.7 - 11.7 - 12.0 - 12.2 - 12.2 - 11.5 - 12.4(35.9-23.4-24.2-36.1)
1 カレンミロティック 01:59.6 2-2-2-2 35.8
2 ラブリーデイ 02:00.0 3-3-3-3 35.6
3 ウインバリアシオン 02:00.1 9-9-9-8 34.6
4 トゥザグローリー 02:00.4 5-5-5-5 35.3
テンはスローも中盤の前半が速いペースとなったレース。先行していた馬はここで負荷がかかっており、一定の根性がないと直線でモタれている。カレンミロティックはペースをつくったメイショウナルトにピッタリついていたので、その流れをまともに受けているので、勝負根性は優れているといえる。上位3頭ともに休み明けでの結果だったことを踏まえると、叩いた上積みがある分、本番ではもう1段階上のパフォーマンスを見られる可能性はあると思われる。
では、各馬について触れる。
ダノンバラード…流れの速かった宝塚記念で2着に粘れたのは馬場の恩恵があってこそ。前走の秋盾も前半から速いペースになったが、良馬場で差し脚が届くようだと粘れないあたりから、軽い馬場質の舞台では足りないのだろう。中山に変わることで一変しても不思議ではないが、相手が悪い上に騎手もプラスとは言いづらい。ここでは力不足と見る。
ヴェルデグリーン…秋盾の内容から分かったのは、平均ペースまでなら速い上がりが使えるが、ペースが速くなると脚が止まってしまい、切れなくなるタイプ。完全に昔のエイシンフラッシュと同じタイプ。エイシンフラッシュと違うのは、彼が府中が得意なのに対して、本馬は中山が得意である点。今年の1月の中山で34秒台が使えるあたりからも、今の中山の舞台でも同様の末脚を使える可能性もあり、ペース次第では要注意。
カレンミロティック…速いペースを自ら作って後続に脚を使わせないのが特徴。遅いペースでも速い上がりを使えるのも武器の一つ。良い枠を引いたのでおそらくはダノンバラードを抑えて逃げる展開になると思われる。やや寸の詰まった馬体から、距離はおそらく2000mがベスト。今回の2500mは長い印象で、どこかで息を入れさせなければ、掲示板すら危ういと思われる。よって、ここではペースメーカーとしての走りに期待しておいて、消し。
ウインバリアシオン…速い流れに対応できるだけの勝負根性を持ち合わせているが、極端な捲りを嫌うタイプで、アドマイヤラクティ同様、ロングスパートに強いのが持ち味。極端な捲りさえ仕掛けずに徐々にポジションを上げるスパートなら、オルフェーヴルに追随できるだけの脚を有していることが魅力。ただし、オルフェに関しては大捲りができるほどの心配機能を有しているだけに、そこで差がつくのだろう。位置取りが後ろに寄るようなら、レースペースも問われる。馬体も叩いた上積みで絶好調に見える。馬体重も15kgほど落ちていれば完璧だろうと思っていたが、調教後の馬体重が546kg。成長分の可能性もあるが、パドックを見直すまでは割り引きたい。
デスペラード…距離が長ければ長いほど走る馬で、瞬発力もないため、できるだけペースが速くならないと上位に入るのは難しいと思われる。また、テンの行き脚でダッシュがつかないため、テンが速くなると最後方に置いていかれてしまう欠点もある。コーナー途中で下り坂がスタート地点となる有馬記念は、ダッシュをつけやすいが、馬自身、遅いペースでこそなので、ここは不要だろう。
オルフェーヴル…調教の走りが物足りなさすぎるくらいに気になるが、能力に関しては疑いの余地なし。大捲りも決められる点から道中で不利さえなければ、当確だろうか。
タマモベストプレイ…速いペースへの耐性はあるが、距離が長い。本来なら、年明けの中山金杯が一番しっくり来ていたほど。暮れの2500mを走るだけのスタミナがあるとは思えず、ここでは不要。
ラブリーデイ…4月の皐月賞当時と比べると、見違えるほどに成長した本馬。速い流れでも耐えるだけの勝負根性が備わったのは魅力。距離に課題があるものの、比較的ペースの遅かったダービーでさえ、上がり33秒台を使えているので、何とか持つだろう。あとは重い馬場への適性。これまでのキャリアを考えると、多少の無理がありそうだが、走ってみないとわからないレベルでもある。人気もなさそうなので、抑えとして一考。
ルルーシュ…血統的には中山でも走るはずだが、過去の戦績が示す通り、府中向きの馬で中山は不得意。1800~2000mであれば、33秒台の末脚が使えるが、長距離では速い脚が使えないため、一貫した平均ペースでの持続力勝負が持ち味。それが今年の目黒記念であったり、昨年のアルゼンチン共和国杯である。今回も流れ次第ではあるが、瞬発力に秀でた馬が多いだけに、よほどペースが速くならない限りは足りないと思える。
アドマイヤラクティ…血統的には中山向きだが、実績面では軽い馬場質向きと言える。前走は瞬発力勝負ながら、4着は立派。基本的にはアルゼンチン共和国杯や昨年の金鯱賞や3走前の京都大賞典のようなロングスパート合戦が得意で長く良い脚を使えることが武器。中山のコース形態から、同様のレースになる公算が非常に高い。叩いた上積みがなくとも、豪腕の手腕で上位に絡む可能性もあり、ヒモで一考したい。
ラブイズブーシェ…準オープン馬で、能力的にも論外。出走すること自体が残念。
テイエムイナズマ…有馬記念に登録したものの、中間は除外確実とあってか、追い切りは軽め。出走が決まった当日も坂路を馬なりで追い切っているように、出走態勢は万全ではない。前走は久々に前に行く競馬をしたが、全くかみ合わなかったところを見ると、やはり後ろからの瞬発力勝負に賭ける方が良さそう。重い馬場も苦にしないタイプで中山は合うだろうが、やはり問題は状態面。調教の走りを見ても好調時には程遠い。デムーロマジックの炸裂はさすがにないだろう。
トゥザグローリー…流石に旬が過ぎ去った感が強い本馬。ルメールを鞍上に迎えるとはいえ、同厩の他馬に比べて調子が一番良いわけでもない。全盛期に比べると、上がりで使える脚も劣っており、冬場と中山が得意であっても、掲示板が精一杯のような気がしてならない。
ゴールドシップ…正直、ウチパクが問題だと思っていたので、乗り替わりは歓迎材料。とはいえ、前走は明らかに負けすぎで、識者いわくレースを途中でやめていたっぽい。ウチパクの強引さが、本馬のプライドに傷つけたのであれば、ムーアへの乗り替わりは好材料とみるが、正直、騎手や馬具だけで馬が変わるとも思えない。週中の降雨で多少は緩んだ馬場になっている可能性もあり、流れは向いている。スタミナは無尽蔵にある感じなので、馬の気持ちを損なわなければ勝負になるだろうが、はたして?
ナカヤマナイト…中山巧者であるものの、昨年の有馬記念や前走のジャパンCを見たところ、どうも距離が長い印象で、2200mが限界なのかもしれない。切れる脚はないので、前に位置取りたいが、枠が外目。おそらく、これまでのことを考えれば、前に行くと距離ロスでスタミナ不足。控えれば、切れ不足となる公算が高いため、ここでは要らない。
トーセンジョーダン…前走の激走っぷりには驚かされた一頭。乗れない上に下手くそなウチパクが鞍上ではあるが、馬の能力が高いのは明らか。加えて、調子もうなぎ上り。競馬ブックのPhotoパドックを見ても、惚れ惚れとする好馬体で印象が良い。あとは大外枠がどう出るか。控えるようなら届く見込みが薄いために、前に行かなければならないのだが、大外を引いたことでウチパクが控えないかと心配ではある。前走のように押して前に行かなくてもいいので、中団くらいにつければ十分にチャンスはあると思えるだけの出来にある。高齢馬で人気がない今回だからこそ、狙い目。
レースペースは、世間一般的には前に行く馬が少なくてペースが遅くなりそうだといわれているが、中山は小回りで先行有利のコース形態。しかも、なるべく前でレースをしたい馬が多いこともあって、私の感覚だと先行馬が集中し、テンはやや速めになった後、ダノンバラードか、カレンミロティックが淀みのない平均ラップで引っ張る展開になると思われる。バックストレート入口でようやく隊列ができあがって一息入れる展開。3角手前で隊列が固まりだし、3角からロングスパート合戦。前にいる馬はよほどの勝負根性がないと残れない形になると想定。この時点で後ろにいそうなのが、オルフェーヴル、ヴェルデグリーン、ナカヤマナイト、テイエムイナズマ、デスペラード。中団にいそうなのがアドマイヤラクティ、トーセンジョーダン、ゴールドシップ、ウインバリアシオン。可能性があるのは、この面々だと思われる。この面々でのロングスパート合戦。今の中山の馬場は、フラットな状態もJRAお得意の工作で前残りもあるかもしれない。。その状態で瞬発力が切れそうな馬で勝負する。
◎06.オルフェーヴル
○16.トーセンジョーダン
▲14.ゴールドシップ
☆02.ヴェルデグリーン
△10.アドマイヤラクティ
△08.ラブリーデイ
△04.ウインバリアシオン
◎を軸とした○▲☆への馬連と、○▲☆のワイド、◎→○▲☆→○▲☆△の三連単で勝負。