視聴済みドラマの感想 | キムチの備忘録♪

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GW終わりから風邪を引いてしまいました…早く治したいですカゼ

話は変わって…
時期に若干バラつきがありますが、最近観たドラマの感想を。
 
 

盗まれた顔~ミアタリ捜査班~

(WOWOW 全5話)

<ストーリー>
警視庁捜査共助課で、自ら記憶した指名手配犯の顔だけを頼りに潜伏する容疑者を捕まえる“見当たり捜査員”の白戸崇正(玉木宏)。彼は抜群の記憶力と相貌識別力で、部下の安藤香苗(内田理央)、谷遼平(町田啓太)とともに繁華街を行き交う群衆の中から指名手配犯を捜し続けていた。
そんなある日、白戸は群衆の中に「見つかるはずのない顔」を見てしまう。4年前に謎の死を遂げた先輩刑事・須波通(渋川清彦)。須波は“見当たり捜査員”として優秀な刑事で、白戸が慕っていた人物だった。見間違いだと否定しようとしていたが、そんな中、白戸は須波にまつわる噂を耳にする。しかし須波について調べるうち、公安や中国マフィアが動きだし、いつしか白戸は命をも狙われることになる。さらに、同棲している恋人の千春(伊藤歩)の不可解な言動に、白戸はある疑念を抱き始め…。

WOWOW HPより)

 

お恥ずかしながらこのドラマを観るまで警察の中に“見当たり捜査員”という方々が実在することを知りませんでした。彼らは何百人、何千人という指名手配犯の顔、中でも目の特徴を頭に叩き込み雑踏からその犯人を見つけ出すことを任務としています。

ドラマは中国マフィアなどが登場したり大きな展開になっていくので見応えがありました。

しかしストーリーもさることながら何よりも印象的だったのはミアタリ捜査という仕事の重圧や過酷さでした。この仕事をしている限りプライベートでも常に気を張ってすれ違う人々の「顔の波」に心が押しつぶされてしまわないのか…そのことを思わずにはいられませんでした。

主人公である捜査員役の玉木宏さん、同僚役の内田理央さんと町田啓太さんはじめキャストの皆さん良かったと思います!

 

 

 
絶叫
(WOWOW 全4話)
<ストーリー>
東京・国分寺のアパートで複数の猫に食われて原形をとどめていない女性の遺体が発見される。“よくある孤独死”と処理されそうになるが、ペットらしき猫たちのトイレトレーニングがされていなかったことに違和感を抱いた刑事・綾乃(小西真奈美)は、金魚鉢から鈴木陽子(尾野真千子)名義の通帳を見つけ、彼女の人生を追いかける。一方、国分寺署の捜査班はNPO法人代表・神代武(安田顕)が惨殺された事件の捜査に奔走していた。

WOWOW HPより)

 

寂しい女性の孤独死と処理されそうになっていた女性の死に疑念を抱いた刑事が辿る、彼女の人生と過去とは。

家族にも社会にも捨てられた孤独な女性、鈴木陽子はある男と出会ったことをきっかけに犯罪に手を染めてゆきます。そして愛と幸せを求めながらもがき続けながらも、底なし沼に転落してゆくのでした。

尾野真千子さんの熱演が光る作品でした。陽子の魂の絶叫が聞こえてきそうな程、切実で悲しくて、ある意味では美しくさえ思える彼女の人生を見せつけられたような気がしました。

また、陽子の人生に大きく関わる神代武を安田顕さんが演じています。安田さんのカタギじゃない感も良かったですね。そして意外にも関西弁が上手で驚きました。

最近の地上波ドラマの生ぬるさに辟易していたので、社会の闇を映し出したこのドラマの救いの無さに痺れました!

 

 

 

フルーツ宅配便
(テレビ東京系 全12話)
東京で勤めていた会社が倒産し地元に戻った咲田。ラーメン屋でデリヘルのオーナーミスジに誘われるままにデリヘル「フルーツ宅配便」の店長をすることに…。
デリヘルで働く女性たちの悲喜こもごもを描いた物語。1話30分程度なのでさくっと観られました。

白石和彌監督作品となりますが、白石監督の映画作品はいくつか拝見しております。最終回には白石作品常連の音尾琢真さんが刑事役で登場します!(もちろんそれ目的で観ました…笑)

正直デリヘルの世界をよく知らなかったので勉強になりました。店名がフルーツだけに店の女性達は源氏名に果物の名前を使っているのが面白かったです。みんなの幸せを願わずにはいられないお話でした。
咲田役の濱田岳さんをはじめ、ミスジ役の松尾スズキさん、用心棒役の荒川良々さん、咲田の幼馴染役の仲里依紗さんや前野朋哉さんなどキャストも良かったです。