2019冬(1~3月)ドラマの感想 | キムチの備忘録♪

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新元号が発表されましたね!!

ちょうど休憩時間だったので、リアルタイムで発表を見ることができました。

「令和(れいわ)」とゆうことで。言い慣れるまでしばらくかかりそうですが、響きは良いなと思いました。

そしてあと1ヶ月。「令和」も充実した時代になることを願って、残りの「平成」も精一杯生きていきたいと思います。

…ちょっと真面目になってみました(笑)






さて、話は変わりまして…

とりあえず今観終わっているドラマの感想を。

WOWOW等も未視聴ですが録画していますので、観たらまた書きたいと思っています。

 
 
幕末グルメブシメシ!2
(NHK総合 土曜18:05 全7話)
高野藩衣紋方の酒田伴四郎は藩から持ち出された書状を取り返す為、南海藩に潜入。
いろんな厄介ごとに巻き込まれながらも得意の料理で乗り切りながら、お役目を果たし無事に高野藩に戻ることができるのか!?といったお話。
 
実は前作を観ずに、いきなり2からだったのでタイトルだけで勝手に「孤独のグルメ」江戸版をイメージしていました(笑)
確かに毎回料理は出てくるのですが、それはあくまでトラブル解決の切り札であって話のメインではありません。
江戸の料理を色々見られるのかなと思っていたのでその点では期待とは違ったのですが、伴四郎が頑張る姿は可愛かったです!
瀬戸康史さんは「まんぷく」でも拝見していたので、同時期に違ったイメージの役を楽しめて良かったです。
高野藩の殿様役の草刈正雄さんが素敵でした。伴四郎の妻すず役の三吉彩花さんはとても可愛かったです。
 

 

 

みかづき

(NHK総合 土曜21:00 全5話)

画一的な学校教育に疑問を持つシングルマザーの家庭教師、千明。
そんな彼女が出会ったのは学校の用務員室で放課後に落ちこぼれの子供たちに勉強を教えていた吾郎。
吾郎の才能に惚れ込んだ千明は彼と共に学習塾を開く。公私共にパートナーとなった2人はやがて塾業界を大きく発展させていくことに…。
千明と吾郎の教育者としての歩み、そして家族としての歩みを彼らの子供・孫の世代まで描いた物語です。
 
子供の成長に必要な事を学ぶのは学校、塾が教えるのは受験の為の勉強だけという認識を持つ人は多いと思います。
それ故「教育」というテーマを描く上で塾にスポットを当てた物語は実は珍しいのではないでしょうか。
吾郎は学ぶ喜びや生きるための知力を身につけるための教育が重要だと考える人です。
千明は「学校教育が太陽だとしたら、塾はその光を十分吸収できない子供たちを照らす月」と考え、吾郎と共に理想の教育を実現しようと奮闘します。
様々な挫折を経験しながらも教育者として情熱を持ち続けた夫婦の絆に胸が熱くなりました。
凛とした千明と、いつも温かい吾郎の夫婦がとても素敵でした。永作博美さんと高橋一生さんのお二人、調べてみて実年齢が10歳違うのには驚きました。
いろいろ考えさせられるとても良いドラマでした!
 
 
 
グッドワイフ
(TBS系 日曜21:00 全10話)
検察官の夫・蓮見壮一郎の汚職疑惑と女性スキャンダルが発覚する中、家族を支えるため16年振りに弁護士として復帰する蓮見杏子の奮闘を描く物語。
アメリカで放送されたテレビドラマ『The Good Wife』のリメイク。
法廷ものではありますが、主人公が務める法律事務所の人間関係や夫の汚職事件を巡る陰謀に重点が置かれている印象がありました。
 
魅力的なキャスト陣が良かったです。特に主人公・杏子役の常盤貴子さんの凛とした美しさがこのドラマの質をぐっと上げていたのではないでしょうか。
法律事務所の仲間もそれぞれ良かったと思います。
小泉孝太郎さん演じる事務所の共同経営者でもある同僚弁護士・多田は終始爽やかで杏子の心強い味方でした。実際あんな同僚が隣で支えてくれたら、心が傾いてしまいそうです。そこに頼りすぎず常に一線引いている杏子はやはりカッコいい。
壮一郎を陥れようとする後任の特捜部長・脇坂役の吉田鋼太郎さんの嫌らしい演技が憎たらしくて素晴らしかったです。
壮一郎の部下・佐々木役の滝藤さんは味方か敵か、どちらに転ぶか分からないような雰囲気の人物を好演されていました。
唐沢寿明さん演じる杏子の夫・壮一郎は検察官としてはとても有能なのだが、何を考えているか分からないような、言葉の裏の裏があるような人物です。唐沢さんは個人的に好きな俳優さんなのですが、こういったシリアスな雰囲気の役がとても素敵だと思います。前クールの『ハラスメントゲーム』のような飄々とした役もお上手で、真逆の役がどちらもハマっていて素晴らしい。
そういえば『ハラスメントゲーム』では滝藤さんが上司、唐沢さんが部下だったので今回は逆ですね!
 
このドラマでは仕事仲間や人生のパートナーにおいては信頼関係が何よりも大事だな、と改めて考えさせられました。
 
 
 
3年A組-今から皆さんは、人質です-
(日本テレビ系 日曜22:30 全10話)
魁皇高校の卒業式10日前、3年A組の担任教師・柊は教室で生徒たちに告げる。
「今から皆さんには、人質になってもらいます」
突然の立てこもりをいう暴挙に出た柊の目的とは。生徒たちの命はどうなってしまうのか。
といったお話。
 
予告を見たイメージでは映画『バトル・ロワイアル』のような雰囲気もあり、バイオレンスな展開が予想されました。
しかし展開は意外や意外。自殺した生徒の真相が次第に明らかに、さらにクラスメイトや教師たち、そして世間を巻き込んだうねりを見せていきます。
インターネットの不明確な情報に踊らされることの危険性、そしてSNSでの無責任な誹謗中傷が招く悲劇がリアルに描かれていたのではないかと思います。
タイムリーな社会問題に深く切り込み、ネット社会のリスクに警鐘を鳴らす良作だったと思います。
 
キャストとしてはやはり主演の菅田将暉さんの熱演が光っていました。
既に多くの作品でキャリアを積んでいらっしゃいますが、個人的にも注目している俳優さんの一人です。
20代の若さでこれだけの伝達力を持った方は少ないんじゃないかと思っています。
他にも若手の注目俳優がたくさん出ていましたが、なかでも永野芽郁さんの存在感は凄いですね。さすが朝ドラヒロインです。
クラスメイト全体的には演技力が?な方も多くてちょっと見るのがしんどかったのですが、メッセージ性の強い作品であったことは間違いないです。
あと、予告の雰囲気では見るターゲットが絞られそうでちょっと損していたのではないかと思いました。
 
 
 
まんぷく
(NHK 全151話)
インスタントラーメンの生みの親、日清食品の創業者・安藤百福とその妻の半生をモデルに描いた朝の連続テレビ小説第99作品目。
発明家の立花萬平と、ホテルで電話交換手として働くヒロインの今井福子の出会いから始まり様々な困難を乗り越え新しい物を生み出してゆく姿、そして家族や仲間との絆を描いた物語です。
 
発明家には天才的なひらめきと努力も必要ですが、その人を支え理解してくれる存在が不可欠だということがよく分かります。福子は萬平にとってまさしくそんな存在でした。
主人公の安藤サクラさんの朗らかで包容力のあるヒロインが可愛くて素敵で、この物語の明るさは彼女の存在なくしては成立しなかったのではないかと思います。
そして頑固な性格だけれど柔軟な発想力で次から次へと新しいものを発明してゆく萬平を長谷川博己さんが好演していらっしゃいました。来年の大河ドラマも楽しみです。
 
そんな2人を見守り支える登場人物がこれまたみんな個性的で魅力的でした。
書き始めるとキリがないので割愛しますが、キャラクター全員が光っていたドラマだったのではないかなと思います。