先日観終わったドラマの感想です。
Who Are You 全18話(BS朝日で視聴)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240715/15/seasalt0818/52/12/j/o1080152715463396708.jpg?caw=800)
☆あらすじ☆
マインド(ナムターン)は、同級生からいじめにあっていた。人生に絶望したある日、目が覚めると自分と瓜二つの顔を持つミーン(ナムターン・2役)になっていた。無くした記憶と共に徐々に明らかになっていく真実。ミステリアスな事件に翻弄されながらも、恋などを経験し、家族やクラスメイトと共に成長していく。
(BS朝日より)
2020年のタイドラマ。
本作は韓国ドラマ『恋するジェネレーション ~Who Are You~』のリメイク作品です。
先に韓国オリジナル版を視聴していたので、こちらのリメイク版も観てみたかったんですよね。
あと、主要キャストに『Love Beyond Frontier』(こちらもBS朝日で視聴済)で共演していたクリスさんとナムターンさんが出演しているという点でも興味がありました。
ずっと前に録画していたのですが他作品の合間に観る感じだったので完走まで時間がかかりました![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
主要キャラクターは…![下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/121.png)
マインド/ミーン(2役):Tipnaree Weerawatnodom(ナムターン)
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・マインド…プラーチンブリーの孤児院で育つ。同級生からのいじめにあい川に身を投げるが、目覚めると記憶を失い、自分と瓜二つの“ミーン”として生活することになる。そして徐々に記憶を取り戻し…。
心優しい穏やかな性格。
・ミーン…マインドの双子の姉。孤児院から引き取られマインドと生き別れになった後、バンコクで育つ。校外学習でプラーチンブリーに行き、行方不明となる。
勝ち気な性格。
ナティ:Perawat Sangpotirat(クリス)
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ミーンの幼馴染で、彼女に想いを寄せている。水泳部のエース選手。
戻ってきたミーンの様子が以前と違うことに戸惑うが…。
父子家庭で経済的に裕福ではないが、親子2人お互いに支え合っている。
ガン:Kay Lertsittichai(ケイ)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240715/15/seasalt0818/cc/ed/j/o0750042215463403108.jpg?caw=800)
ミーンのクラスメイトで、授業をサボりがちな一匹狼。
学園長の息子であることは周囲には秘密。父とは不仲。
ミーンとして戻って来たマインドになにかとちょっかいを出してくるが、彼女の正体を知りいつも手助けしてくれるように。
ティダー:Ployshompoo Supasap(ジャン)
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マインドを虐めていた主犯格。
マインドがミーンとして生活し始めた学校に転校生としてやってきて、再びマインドのクラスメイトに。
父親が検察官で、裏であれこれ…
物語は生き別れた瓜二つの双子の姉ミーンとして生活することになったマインドを中心に描かれていますが、いじめ問題以外にも恋や友情、家族の絆、過去に亡くなった生徒の謎など様々な要素を含んだ学園ミステリードラマになっています。
マインドが主役ではありますが、彼女だけでなくクラスメイト達や先生やいくつもの親子が抱える葛藤や成長が丁寧に描かれていて見応えがありました。
主演のナムターンさんは2役の演じ分けが凄かったです!
同じ格好をしていても目を見ればマインドかミーンか分かるぐらいに別人でした…上手いなぁ。
いじめっ子のティダーを演じたジャンさんの熱演も素晴らしかったです。
可愛い顔してえげつないことばっかするしマインドへの執着心が凄くて気持ち悪いレベル…ある意味可哀想でもありました。しかし親も親なら子も子、という側面もあり考えさせられました。
マインドを挟んだ三角関係のナティとガン。
韓国オリジナル版の時もそうだったけど、私はやっぱりガン派でした。
ミーンへの気持ちとマインドへの気持ちの間でのナティの葛藤も分かるし、真面目で良い子だし父親想いだし…というのはあるんですが。
逆にガンは基本不真面目っぽいんだけど、ミーンとマインドの違いに即座に気付いて、マインドの事だけを想って支えるっていうのはグッとくるものがありましたね。たとえ恋愛じゃなくても、本当の自分を見せられる存在がいることにマインドは絶対救われたと思いますし。
親の愛に餓えていて、いつもニコニコ笑っているようでいて深く傷ついているし、時折見せる真剣な表情が良かったなぁと思いました。
他にも…
ミーンの養母が凄く愛情深くて素敵でした!ミーンだけでなくマインドにとっても良いお母さんだったと思います。
また、担任の先生も良かったなぁ。自分の過去の至らなさを悔いていて、そのけじめから逃げなかったし生徒への向き合い方も常に誠実でした。こんな先生に受け持ってもらいたいなぁと思える先生でした。
あと、クラスの優等生ピート君も印象的だった。塾を経営する母親に常に完璧を求められて過ちを犯すけれど、そこからの成長が良かった。
いろんな葛藤や人間関係が描かれている作品でしたが、
“間違いを犯した時にどう向き合うか”
ということを一番考えさせられた作品でした。
失敗をバネに成長できるか否か、犯した間違いを正して前に進めるか否か。
それはその人自身の行動にかかっている。
そして人はけして独りではない。
そんなことを思ったドラマでした。
空気は重めなドラマですが、展開と役者の演技にグイグイと引き込まれる見応えのある作品でした。
そして最後はスッキリと終わったので良かったです。
なかなか面白かったです!