9/11(土)オンライン開催『ファッションAI×サステナブル~ファッションAIはファッション感性知を読み解くことができるのか?~』|ニュース|国際ファッション専門職大学日本で唯一、「ファッション」「ビジネス」の専門職大学・国際ファッション専門職大学では、グループ校・東京国際工科専門職大学との共同研究発表を今年2月から実施しています。昨今、消費者や企業によるサステナブルな取り組みが盛んになっている中で、本学共同研究会チームでは、2019年より消費者のワードローブ調査研究を開始し、そのデータ解析の方法の一部にAIを取り入れて研…www.piif.ac.jp
Subject: 東工大生命体テクノロジーファッション工房
長見佳祐氏講演「モードの輪郭」
2018年6月26日(水)18:00~19:45
東工大地球生命研究所7号館102ELSIホール
主宰者:野原教授
・東工大の生命体テクノロジーファッション工房のプロジェクトとしてファッションウェアラブルの開発を目指す。
・東京に生命体として生きる開放系テクノロジーとしてのウエアラブル(スマートテキスタイル)
(報告書所感)ITまたはIoTウェアラブルのユニバーサリティの限界をどう克服するか/できるか?
ファシリテータ(インタビュア):津田研究員
講演者:長見佳祐
・デザイナーとしての創作動機「部屋概念のモビリティ」自分だけの空間(安心できる空間、落ち着ける空間)
・VR等のネット空間でも同様
(報告者所感)「自分だけの空間」と対極にある「現在のネットの騒々しさ」とのバランスをいかに実現しうるか?
・HATRA(長見提案ブランド)と部屋 → パーカー(世界を自己に閉じるもの)
・着るコタツ(パーカーが4つ連なる形態、顔まわり以外を覆い隠す)…インテリアとしてのファッション
自己に閉じる世界の一体感をもたらす(フレンドリーになれる)
一人の安心感 ⇔ 一体感 (対極する状況の共存)
・ギフテッドパーカー 感覚過敏への対応(縫しろを外部に出したもの)、ポケットの落着き
VRコラボ
(不詳)VRコラボとはどのようなものか?
(報告者所感)ユニバーサリティの克服(例:VR酔い)
■人間らしさの拡張(ファッションの視点)
3つの視点
・ ジェンダー
・不気味さのフロンティア
・無意味さ・不合理さ
①ジェンダー
・men’s women’s の境界は曖昧さが増している
男女のコードが混ざり合う(不可解さ)
(写真)
例:少年的婦人のファッション(1926)
(報告者追記)女装男子(男の娘)ファッション
常識の塗り替え
(報告者所感)境界概念の喪失
エイジング(高齢者概念)、身体(発達)特性(障がい~健常者概念)
ファッション=「新しい人間像をつくる」
(報告者所感)超高齢社会において人生のステージを産業から地域へ移す時(新しい人間像)創造、発見される。
②不気味さのフロンティア(報告者追記:違和感と捉えてみた)
・未知の世界に通じる
時代を追って大きく広がっていく相対的な瞬間(報告者付記:気づき、発見の瞬間)
(報告者所感)
人の社会的承認が拡張、変容していく(新しい価値観の創造、既存の価値観の変容)
→ 時代(あるいは歴史)の往来が起きる
ファッション=freshness(新規性)(写真)
(報告者補足)
creation、アート 実用性(役に立つ)× → 作品性(好き、感動)
(長見氏は左の写真を新規性と捉え評価)
・Japanese friendlyな持続性(ファイナルファンタジー)(写真)
・近代欧州 違和感(アンサステナビリティ)
③無意味さ・不合理さ
(多様な)経験の蓄積 → 直感が生まれる(概念化)
※括弧は報告者補足
経験の蓄積があって、過去の経験を圧縮して、直感が生まれうる
経験の蓄積:
講話者は意味が発生する直前の「情報」を収集(「訓練」と称していた)
収集の基準は「感情を揺さぶられるか」
(報告者補足)感情をゆすぶるもの(v) → 志(k)(拙稿2009で言及)
意味と関係なく蓄積していく
(報告者所感)現在は有意味なものにこだわり選択がなされているように思われる。
例:評価されることを選択して実施する組織構成員、儲かるものだけを選択して事業を推進する企業
対象属性が違う社会の営みに通底するものと思われる。
意味と関係なく蓄積することは受けての身体的拡張に通じる。
(報告者解釈)
①あいまい・違和・無意味による身体の拡張(自由)
②信念に基づく身体の拡張(不自由)
(報告者総括)「人間らしさの拡張」に関して
身体を巡る3つの要素:
ボーダー(垣根)+違和感(不気味さ)+非合理性
服のデータ化(2D-CADと3Dデータ)…教育ツール
身体表現のデコード
(コードを解体・断片化する行為)から得るものはなにか?
身体表現のデコード ←→ 社会学的destructure(脱構築)
隠すという行為 ←→ 露わにするという行為
包み隠す ←→ 見てもらう
第22回~やまとうた~歌会 投稿歌
お題:『月』『今/昔』『固有名詞』
月読橋(つきよみばし)なるバス停に降りたてば白き月下につきなみの街
西七条すすめば佐井の川岸に鉄骨づくりの商業店舗
地中をゆく暗渠(あんきょ)の流れは絶えずして平安京からけさの市街地
暗渠(あんきよ):覆いをしたり地下に設けられたりして、外から見えないようになっている水路
三首め 「けさ」は投稿歌では「今朝」としました。
月読橋で特別賞を頂戴しました。
また、拙歌にご投票頂きました皆様には厚くお礼申し上げます。