sealion0814のブログ

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「言葉の大切さ」について、事例として

イスラエルでの教育に対する考え方

を見てみましょう。


イスラエルはユダヤ人の国であり、

ユダヤ教を信仰している人々が暮らし

ています。


まずユダヤ教では十三歳で成人式を

迎えますが、ヘブライ語で書かれた

旧約聖書をすべて暗記していないと

成人とは認められません。


イスラエルでは子供たちにはテレビの

代わりにラジオをよく聞かせます。


また芸術についての教育では、絵を

描くこと(視覚的)よりも音楽(聴覚的)

を教育の方で重視しています。


また絵を描かせるときには、具体的な

絵ではなく抽象画を書く事に重点が

置かれています。


これら一貫した教育方針の根底には

ユダヤ教があります。


ユダヤ教の神様は一切の偶像を拒否

した抽象的な存在であることが関係

しているといわれています。


ユダヤ人からこれまでに

数学・物理学・天文学などの

多くの理論的な分野に多く天才的な

人物を輩出させてきたことは決して

偶然ではないように思えるのです。


幼児の言葉はとても具体的な性格が

強いのが普通ですが、絵やテレビなど

映像を伴わない言葉に慣れることで、

聴いた言葉を自分でイメージや映像

にかえ、それらの関連付けを行って、

まとまりのある全体像をつくりその

内容を理解するには、想像する能力

が鍛えられていないと出来ません。


このイスラエルの子供の教育に

対する姿勢と、私たちの身の回りの

生活を比較してみると、かなり異なっ

ている現状が思い浮かびます。


私たちがテレビが見れるようになって

五十数年、今では何か分からない

ことがあれば、

コンピューターやスマートフォーンなど

の情報機器を使って検索して、より

具体的な視覚的な映像情報で理解を

しようとしているように思えます。


これは抽象的なものごとを、自分の

想像する力で理解したり、創意工夫を

して、それをさらに発展させていくことと

逆行しているように思えてなりません。


By男三兄弟のパパ