「転職をする」「恋人をふる」・・・・
自分の人生に『変化』を起こすとき、必ず周りに迷惑をかけることになる『わがまま』。
わがままでいても相手に迷惑をかけてしまうし、かといってわがままを押し殺し周りの言う通りに流されても、自分の人生に後悔してしまいます。
この記事を読んで頂いている方々も、それぞれの人生において、それぞれの価値観に基づいて、色々な選択してこられたと思います。このトレードオフの関係にある選択をどう行っていくか、本日は私なりの解を出していきたいと思います。
■解は憲法にあり
トレードオフの選択をする際、どこまでの線引きをするか、私はこの指針となるものをずっと求めていました。そんなある日、勉強中に日本国憲法のある条項を見て、その指針を見つけることができました。
【日本国憲法 第十三条】
すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、
公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
この第十三条は、法律家荘司雅彦さんによると、日本国憲法の中でも最重要の法であるとのことです。つまり、『公共の福祉』に反しない限り、僕たちは自分の幸福を追求する『変化』『選択』を行って良いということです。
では、この『公共の福祉』とは何にあたるのか。荘司さんによるとこうです。
『公共の福祉』≒『他者の権利』
私も、この判り易い解釈には賛成だ。つまり、個人の権利は最大限尊重されるべきものであり、各個人は他者の権利をおかさない限りいかなることをも行う自由を有する、ということです。
■許されるべき、わがまま
冒頭の例を出すと、「転職をする」「恋人をふる」。これらは、自分の幸福を追求する過程で他者に迷惑をかけているものですが、他者の権利をおかしていないため「許されるべき、わがまま」と解釈できます。
「転職をする」に関して言えば、企業で働く人は同僚が転職をしても、自分の「生命、自由及び幸福追求」に関する権利はおかされていません。
「恋人をふる」に関して言えば、人は恋人からふられても「生命、自由及び幸福追求」に関する権利はおかされていません。(注:結婚しているのであれば話は別です)
ただし、ここまでの文章で、これを拡大解釈してはいけません。『他者の権利』は何を指し示すのか、よく考える必要があります。
「生命、金銭、思想、時間」といった諸々のものが入るので、簡単にわがままを貫いてはいけません。
最近は、自分の幸福追求権利に対して『自分の都合のいいように』解釈する風潮があります。自分の人生に責任を持つことは大変良いことですが、それが他者の権利をおかすものであってはなりません。他者の権利とは「生命、金銭、思想、時間」等があり、他者を騙すこともこの権利を侵害していることになります。
■日々の生活の中で、自分を律する
人を騙しても、小さなものであれば、他者も許してくれるかもしれない。しかし、他者が許すかどうかは関係なく、「人を騙す」ことにならないよう、もっと強く自分を律する必要があります。
なぜなら、小さなことでも自分を律していくことで、初めて大きな問題に直面したときに正しい判断ができるようになるからです。小さなことを許してしまうと、だんたんと大きなことへも甘くなり、いつしか「犯罪」と分類されるような大きなことをしてしまう危険があります。
自分を律することは、心の筋肉を鍛えること。身体の筋肉を鍛えることと同様、一朝一夕ではどうにもならないのです。
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