先日、このブログのタイトルでもある
高比良 錠氏が一人暮らしの浴室で倒れているのが発見され
お亡くなりになりました…
名古屋港で幼少の頃より釣りを楽しみ
クロダイ釣りに青春時代の全てを捧げ
泥臭いイメージの名古屋釣法をスタイリッシュなファションと釣技で
次の世代に興味を持たせ
落とし込みの世界に新しい風を吹き込んでくれた人だと思います。
時には腹立だしくなるほど口うるさく
時にはそんな事までしなくても…と思うほど優しく…
言葉が悪く、人に反感を買うこともしばしば…
ですが、何故か周りには大勢の人がいつも集まってくる。
本人は最後まで否定的でしたが
私の中では「カリスマ」的な存在は在りき日の尾崎豊の様でした。
ただ一つ残念なのは、ある大会の制覇を成し遂げ
プレッシャーから解放された彼は釣りの世界から離れてしまい
この十数年、共に竿を出す事が叶えられなかった事。
もし、彼が釣りの世界を離れずに続けていたら
落とし込みの世界はもっと発展していたのだろうか…
それともこの世界を離れた事は彼と携わった人達への
「俺がここまでやってきたんだで、次はお前らがやってけよ!」
というメッセージだったのだろうか?
きっと今頃 彼は向こうにいる盟友と
「待たせてごめん!さぁ今日も釣ったるかぁ!」
と少年の様な瞳で仕掛けを操っている事でしょう…
心よりご冥福をお祈りいたします…
現在、東京在住している高比良氏。
そんな彼に東京に私用で出掛けた際、久し振りの再会。
少し体型もふっくらしていたが、相変わらずのおちゃらけキャラ…
そんな中、時折見せる釣りに対する以前と変わらぬ熱い情熱
氏の案内で隅田川を下ってお台場海浜公園まで遊覧船で…
橋脚、護岸壁、台船
付着物を見ては
『これは喰うぞ
』
『このポイントいいなぁ』
洞察力は衰えていない
お台場の乗船場での出来事。
何気に海を覗いているとパイル周りにクロダイを発見
『いる
いる
』
凝視すればあそこにもここにも
クロダイの習性、なぜ皆同じ方向を向いて泳いでるのか?
プチレクチャーを語る目はまさに黒鯛師に戻っていた。
スカイツリーの見えるオープンBARで酒を酌み交わし気が付けば閉店に…
楽しい時が過ぎるのは瞬く間で眠らない街、東京の夜は更けていって
お互いの健闘を称えながら帰路に就いた…
氏の釣道復帰を熱望しながら…
そんな彼に東京に私用で出掛けた際、久し振りの再会。
少し体型もふっくらしていたが、相変わらずのおちゃらけキャラ…
そんな中、時折見せる釣りに対する以前と変わらぬ熱い情熱
氏の案内で隅田川を下ってお台場海浜公園まで遊覧船で…
橋脚、護岸壁、台船
付着物を見ては
『これは喰うぞ
『このポイントいいなぁ』
洞察力は衰えていない
お台場の乗船場での出来事。
何気に海を覗いているとパイル周りにクロダイを発見
『いる
凝視すればあそこにもここにも
クロダイの習性、なぜ皆同じ方向を向いて泳いでるのか?
プチレクチャーを語る目はまさに黒鯛師に戻っていた。
スカイツリーの見えるオープンBARで酒を酌み交わし気が付けば閉店に…
楽しい時が過ぎるのは瞬く間で眠らない街、東京の夜は更けていって
お互いの健闘を称えながら帰路に就いた…
氏の釣道復帰を熱望しながら…
高比良氏と初秋のある日に釣行
彼はグレ釣りで自分は落とし込み。
早朝からテトラの先端付近でグレを入れ掛かりさせている
自分はボタを丹念に探って行く
澄み気味の潮に無風状態で落とし込みには状況的に良くない感じ
昼ごろに潮止まりで休憩をとりながら雑談
「魚見えるか?」
「見えません」
「夕方風が出て波気が出るまで期待薄いな」
夕刻の状況変化に期待するも天候は穏やかなまま過ぎて行った
この時点でノーバイト…厳しい。
30㎝前後のグレをクーラー満タンに釣り撒き餌もなくなったので彼はグレ釣りを堪能して終了。
時刻は16時ごろだった気がする
「どうだ?」
「全くダメっすね、喰いません」
「ちょっと竿かしてくれ」
「後ろから見ながらついて来い」
おもむろに仕掛けを見て目印の馴染みを確認してオモリとエサのサイズを交換
潮を見ながら100m位移動
早足だった移動速度が急に遅くなる
無駄のないアプローチで仕掛けを投入した途端に竿が大きく曲がった。
48㎝
「小さい方が喰いやがった!」
「 …」
続けざまにヒット!!
52㎝
振り向きざまにニヤリと笑う
「グレで疲れたから今日はこれ位で勘弁してやる」
自分の仕掛けだったらもっと楽に釣れると帰りの道中で語る
オモリとエサと潮読み、仕掛け捌きでこの結果。
私から出た言葉は一言
「貴方は鬼ですか!」
彼はグレ釣りで自分は落とし込み。
早朝からテトラの先端付近でグレを入れ掛かりさせている
自分はボタを丹念に探って行く
澄み気味の潮に無風状態で落とし込みには状況的に良くない感じ
昼ごろに潮止まりで休憩をとりながら雑談
「魚見えるか?」
「見えません」
「夕方風が出て波気が出るまで期待薄いな」
夕刻の状況変化に期待するも天候は穏やかなまま過ぎて行った
この時点でノーバイト…厳しい。
30㎝前後のグレをクーラー満タンに釣り撒き餌もなくなったので彼はグレ釣りを堪能して終了。
時刻は16時ごろだった気がする
「どうだ?」
「全くダメっすね、喰いません」
「ちょっと竿かしてくれ」
「後ろから見ながらついて来い」
おもむろに仕掛けを見て目印の馴染みを確認してオモリとエサのサイズを交換
潮を見ながら100m位移動
早足だった移動速度が急に遅くなる
無駄のないアプローチで仕掛けを投入した途端に竿が大きく曲がった。
48㎝
「小さい方が喰いやがった!」
「 …」
続けざまにヒット!!
52㎝
振り向きざまにニヤリと笑う
「グレで疲れたから今日はこれ位で勘弁してやる」
自分の仕掛けだったらもっと楽に釣れると帰りの道中で語る
オモリとエサと潮読み、仕掛け捌きでこの結果。
私から出た言葉は一言
「貴方は鬼ですか!」
初めて高比良錠を知ったのは今から20年程前、釣りサンデーのチヌ落とし込み別冊。
数名の名人、達人の特集の本、当時全くチヌが釣れず専門誌を買い漁ってた頃で落とし込みと書いてあれば何でも買っていた
先の本を開くと地元中京から3名載っていた。
東海波止研の高比良氏・岡崎おまつりの小幡氏・ブラックキラーの大脇氏
ボタ釣り一辺倒だった当時、真っ先に食いついたのは高比良氏のページだった、彼のエピソード、釣りに対する姿勢。初心者ながら凄さを覚えた、いや圧倒されたと言うべきか。
それから2年後…彼のチームの門を叩く、この釣りの本当に師と呼べる存在。厳しくもあり優しくもあった。
釣技よりも理論や釣行するにあたってやるべき事を教え込まれたものだ
その教えは今でも釣行する際に無意識に実行している。
数名の名人、達人の特集の本、当時全くチヌが釣れず専門誌を買い漁ってた頃で落とし込みと書いてあれば何でも買っていた
先の本を開くと地元中京から3名載っていた。
東海波止研の高比良氏・岡崎おまつりの小幡氏・ブラックキラーの大脇氏
ボタ釣り一辺倒だった当時、真っ先に食いついたのは高比良氏のページだった、彼のエピソード、釣りに対する姿勢。初心者ながら凄さを覚えた、いや圧倒されたと言うべきか。
それから2年後…彼のチームの門を叩く、この釣りの本当に師と呼べる存在。厳しくもあり優しくもあった。
釣技よりも理論や釣行するにあたってやるべき事を教え込まれたものだ
その教えは今でも釣行する際に無意識に実行している。
黒鯛
―銀鱗の魚体に魅せられし釣師達―
その個体を射止める釣法は数多く全国津々浦々に名人・達人と呼ばれる釣師達が君臨している。
地元名古屋にも幾多の達人達が存在する。
数十年前、人工建造物の堤防の際や底に潜む黒鯛を狙うべき釣法が編み出された…
―名古屋釣法―
独特の目印仕掛けを用いて堤防の際(ボタ)を攻める落とし込み
ライン・ハリス・ハリオモリ シンプルな仕掛けを竿とリールで巧みに操作し底を狙う前打ち
1964年
名古屋市南区に1人の男児が誕生
彼は幼少の頃から父に連れられ釣りと戯れていた
小学5年の時、友人と出掛けた名古屋港中央堤
先端部で友人が釣り上げた2枚のクロダイ(正確にはキビレなのだが当時の彼にはどうでもよかった)その衝撃的なシーンが脳裏に焼き付く
『黒鯛師 高比良錠』誕生の瞬間である。





