車のエンジンを切った瞬間、フロントガラスに広がる白い息。そんな冬の朝、コンビニの灯りがやけに温かく感じる。今日はどうしても体の芯から温まりたくて、セブンイレブンに吸い寄せられるように入った。目当てはもちろん、あの「スープ春雨 ワンタン」。寒い日の救世主だ。
棚に並ぶカップスープの中でも、ひときわ目を引くのがこの春雨スープ。パッケージには、ふっくらしたワンタンと、つやつやの春雨、彩りの良いコーンと青ネギが描かれていて、見るだけでほっとする。しかも「コク深い鶏のうま味が利いた」とある。もう、期待しかない。
レジを済ませて車に戻り、カップホルダーにセット。お湯を注いで待つこと数分。ふわっと立ち上る湯気に、鶏だしの香りが混じって、まるで中華料理屋の厨房にいるような気分になる。蓋を開けると、ワンタンがふっくらと膨らみ、春雨がスープをたっぷり吸って、まるで手作りのような仕上がり。箸を入れると、もちもちのワンタンが一つ、また一つと顔を出す。口に運べば、鶏の旨みがじんわり広がり、春雨のつるつる食感が心地よい。コーンの甘みとネギの香りがアクセントになって、飽きがこない。
しかも、これで85kcal。罪悪感ゼロ。小腹を満たしつつ、体も心も温まるなんて、まさに冬の味方。忙しい朝でも、仕事の合間でも、ちょっとした休憩時間にぴったりだ。
最近では、車の中でこのスープを楽しむのがちょっとしたマイルールになっている。外の寒さと車内のぬくもり、そしてスープの香りが混ざり合って、なんとも言えない幸福感に包まれる。まるで、冬のご褒美。
寒い日は、セブンの春雨スープにかぎる。手軽で、あったかくて、ちょっと贅沢。そんな一杯が、今日も私を元気にしてくれる。


