「絶景は奥にあるもの」なんて誰が決めたんでしょう。
愛・地球博記念公園に足を踏み入れた瞬間、そんな固定観念はふわっと風に吹かれて消えてしまいました。
入り口に立った途端、目の前に広がるのは、まるで異世界のような光景。左手には、童話とスチームパンクが手を取り合ったような不思議な建物。塔の上には人々が集い、まるで空に浮かぶ展望台のよう。時計が時を刻む音さえ、どこか物語の始まりを告げているようでした。

右手には、白い帆のような屋根を持つ近未来的な建物。緑のフレームが自然と調和していて、まるで森の中に浮かぶテント村。道沿いには季節の草花が咲き、歩くたびにふわりと香りが鼻をくすぐります。
曇り空だったのに、不思議と心は晴れ模様。
「ここから始まる一日が、きっと特別なものになる」
そんな予感を抱かせてくれる、入り口からの絶景でした

