あけましておめでとうございます。

2026年が明けて早々、私は長野県安曇野市にある「白鳥湖」へと足を運んできました。





冬の安曇野といえば、やはりこの季節ごとの風物詩を欠かすことはできません。

シベリアから数千キロもの旅を経て、この地に舞い降りる「冬の使者」、コハクチョウたち。

「今年もまた、来てくれているだろうか?」

そんな期待と少しの不安を胸に、キリッと冷えた空気の中、犀川(さいがわ)の土手を歩きました。

澄み渡る「安曇野ブルー」の下で

現地に到着してまず圧倒されたのは、その景色の美しさです。

この日は雲ひとつない快晴。頭上には、吸い込まれそうなほど濃く、深い「安曇野ブルー」の空が広がっていました。

目の前を流れる川の水面は、冬の日差しを浴びてキラキラと輝き、背景には葉を落とした木々が並ぶ里山がどっしりと構えています。

冬枯れしたススキやヨシが風に揺れる音、そして冷たくも澄んだ川のせせらぎ。

車を降りた瞬間から、都会の喧騒とは無縁の、静寂と自然の音だけの世界に包み込まれました。

悠久の旅人たちとの再会

そして、川面には待ち焦がれた白い姿が!

今年も無事に、彼らは安曇野へ帰ってきてくれていました。

一枚目の写真をご覧ください。

背景の雄大な山並みを背に、優雅に空を舞う白鳥の姿。

大きく広げた純白の翼が、青い空と茶褐色の山肌に見事に映えています。

「コー、コー」という独特の鳴き声を響かせながら、仲間たちとコミュニケーションを取り合う姿は、見ていて飽きることがありません。

川面に目を落とすと(二枚目の写真)、そこにはまた違った愛らしい光景が広がっています。

優雅に水面を滑るように泳ぐ白鳥たちと、その周りをちょこまかと動き回る鴨(カモ)たち。

体の大きな白鳥と、小さな鴨たちが、争うことなく同じ場所で羽を休めている様子は、なんとも平和で微笑ましいものです。

時折、長い首を水中に突っ込んで川底の餌をついばむ姿や、丁寧に羽繕いをする仕草を見ていると、彼らが野生の生き物であることをふと忘れてしまいそうになります。

しかし、彼らは命がけで海を渡ってきた「旅人」。

その優雅な見た目の裏にある、自然界を生き抜く力強さを感じずにはいられません。

心が洗われる冬のひととき

寒さは厳しいですが、この景色にはそれを補って余りある「癒やし」があります。

カメラを構え、ファインダー越しに彼らの姿を追っていると、時間の経過を忘れてしまいました。

ただ川を眺め、鳥たちの声に耳を傾ける。

そんなシンプルな時間が、日々の忙しさで凝り固まった心をゆっくりと解きほぐしてくれるようです。

冷たい風に吹かれながらも、心の中はポカポカと温かいもので満たされていくのを感じました。

安曇野の冬はこれからが本番。

雪景色の中に佇む白鳥たちの姿もまた格別ですが、こうして晴れ渡った青空の下で見る彼らの姿もまた、生命力にあふれていて素晴らしいものです。

もし、冬の安曇野を訪れる機会があれば、ぜひこの白鳥湖に立ち寄ってみてください。

防寒対策をしっかりとして、温かい飲み物を片手に、遠い北国からやってきた友人たちに挨拶をする。

そんな素敵な冬の一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

今年もまた、この美しい風景に出会えたことに感謝して。