大志は現実化する! -2ページ目

【書評】ビジネスプランニングの達人になる方法

書評は久しぶりになってしまいました、大志は元気にやっております。


今回紹介するのはコレ!




事業開発をするので、一体全体どうやったらビジネスそのもの自体をつくれるのかなーってことで、この本にたどり着きました。

自分が悩んでいた、

いかにイノベーションを創り、

ブルーオーシャンで戦えて、

かつ現金ができるビジネス

を、どうやってつくればいんかなーという、答えやヒントがこの本には満載でした。


恣意的にブルーオーシャンをイメージして創出することなんてできるの!?って思いがちですけど、

この本では結構丁寧、しかもわかりやすい図を用いて説明してくれます。

さらにシビレタのが、

マネタライズの章なのですが、

あの名作「The profit」の解説のような構成になっております。




The profitの中では幾つもの利益を生み出す構造が紹介されていますが、

それを本書では解説し事例も交えて紹介してくれます。

the profitでは、抽象的な説明や、自分で考えなさい的な宿題も結構だされているので、

やや、読者の経験と知識の知るところに依存してしまうのですが、

本書と併せ読みする形で補間できると思います。

こんなの欲しかったんです!って内容がそのまま本になっていたので、

山形大学教授かつビジネスブレイクスルーの講師の志村勉先生には、

感謝感激です。

肝心なのはこの本を生かして実際にビジネスを生み出すことなので、

今後はこの知識を生かして経験と変えて生きたいと思います。

本書を読み、ビジネスを創出すると・・・・・



大志は現実化する!

【社評】キックスターターで資金調達

今回紹介するビジネスモデルはこれ!

キックスターター




大志は現実化する!


あまりのイノベーションっぷりに久しぶりのブログにもかかわらず書評を忘れ、
ここに紹介したいと思います。
その名も、キックスターター、kickstarterです。

下記がホームページからの引用なのですが簡単に紹介しましょう。

Kickstarter is the world's largest funding platform for creative projects. Every week, tens of thousands of amazing people pledge millions of dollars to projects from the worlds of music, film, art, technology, design, food, publishing and other creative fields.


アーティストやモノづくりのエンジニアが抱える問題の一つに資金繰りってやつがあります。

自分も経験したことがあるのですが、技術開発の現場において、こういうものが作ってみたい、
とは思うものの、実際には採算がとれなそうだからだめだ、と役員にダメ出しをされて、
お蔵入りしてしまうという例のあれです。

確かにその会社のブランドにマッチしていないアイデアなのかもしれませんが、
エンジニアとしては実現をしてみたい、というクリエイティブなアイデアがあると思います。

アイデア、技術力はあるのだけど、その採算性がわからない、そういう最後の資金の部分を解決してくれるのが、
キックスターターです。

仮にそのアイデア商品を1000円で売りたいとしても、1台だけしか作れずに、
1000円で作ろうったってそうはいきません。

100台位売れれば1000円で採算がとれる、そんな感じだとしましょう。
そんなときにキックスターターの出番です。

アイデアをキックスターターのサイトにアップします。
1000円で100人集まれば、実際に開発に着手できる!と宣言し、
世界中からその商品を1000円で買ってくれる人を募集します。
本当に100人集まれば10万円がサイトから振り込まれ、
エンジニアやアーティストが製品を開発着手ができるようになります。

ものが売れて初めて入手することができる売上金を、
見事募集人数が集まれば先行してもらうことができるので、
そのお金で開発にいかすことができるのです。

実際に自己資金や借金してまで製造しなくても、
将来得られるであろう売上金で開発に着手できるという、
将来の売上金を先行投資として使えるようにするための、
世界のネットワークがキックスターターといえます。

もちろんしょぼすぎるアイデアだった場合には、
開発金は集まらないですし、アイデアをスタートすることができません。
その場合は0円でアイデアを試せたのですから、
ローリスクで夢が実現できちゃうわけですね。

ジャンルとしてはアートや、ミュージックもあれば、テクノロジーなどもあります。

結構ニッチなアイデアだったり、ちょー!クール!なアイデアだったりするので、
見ているだけでも面白いアイデアサイトになっています。

例えば、こんなものが募集金額を大幅に上回り話題になっています。

アルミのクールなiphone dock(従来のものよりただ重いだけ!?)
まさかの1,952%超えの集金で、$1,464,706集めている。


バランスが取れるペン


配線いらずの超クールなbluetoothスピーカー




キックスターターが今後のモノづくりの開発資金問題をリデザインし、
イノベーションの要素となることは間違いないと思います。
個人でも、中小企業でも使えるので、ベンチャーキャピタルに、
プレゼンができない環境にある人も世界中の各個人から出資を受けて、
開発をすることができるようになります。

キックスターター恐るべしイノベーション!
企業側もローリスクで、アイデアに投資をし製品開発ができるようになると思います。

オープンソースで世界中でソフト開発を行うっていうのは、
クラウド上でできたけど、ついにハードの部分までクラウドに巻き込まれ、
イノベーションが起こるとは思っていなかったので、
本当に感激致しました。
日本でもぜひ流行っていってほしいと思います。

キックスターターを活用することで、

大志は現実化する!!

【書評】脱ケイレツ経営 したうけから脱却する自動車部品業界の戦略が満載


今回紹介するのはこれ!
ローランドベルガー自動車戦略チームアジア,長島 聡
日経BP社
発売日:2011-11


ローランドベルガーさんチームの、自動車部品業界の脱ケイレツ戦略が満載です。

主に中国企業をリスペクトし、日中の共同事業から世界市場への進出について、現状分析、

今後の動向と、具体的にどうするか、というアドバイスつきです。

基本的な考えとしては、単体部品だけを作っているのではなく、

自動車のモジュールへと分野を広げていき、更なる付加価値をつけて完成車メーカーへ提案すべし、

というもの。

その過程で自社に技術が無ければ中国企業や国内企業とも手を組むことで、

製品や企業の価値をあげないと、明日から取引無しで、さようなら、ということになりえるという厳しい現実。

国内部品業界は、汎用品ではなく、指定メーカーへの特別な形をチューンナップし納入しているということが多く、

それでは世界の汎用品との競争にかてなくなりますよ、との指摘。

物凄く腑に落ち納得の一冊でした。

業界の本を読むと・・・・

大志は現実化する!