ふと、

子供時代を振り返って、
さらに大人になってから自分の生活を振り返ってみて、
改めて発見したことがあります。

私、衣食住のほとんど、

親の嗜好に沿って決めてた!

です。

これは親がいなくなって、一人で生活していてふと、気がつきました。

自分で生活すると、

当たり前だけど

着るもの、食べもの、暮らしの品物、

自分で自分の好きなものにしますよね。

色々自分で買い揃えて行くうち、
私、母親の好みのものをずっと選んでたんだなって
改めて思いました。

親が良いとするもの、

私の親はホンモノ志向だったので、
だいたい高級なモノが好きでした。

食器だと
作家さんが作ったちょっとお値段が張るもの、とか
カーテンは
ウィリアムモリスとか(どんだけ高いのよ)

なので、
私も物を選ぶ時は『高級な』『ちゃんとした』雰囲気のものを選んでました。
『雰囲気』なのは、そこまでお金をかけられないので。
それが
『正解』だと思ってました。

でも、
毎日暮らしていて、

部屋を自分流に模様替えして
好きなインテリアにして

好きな雰囲気を作るために
あれやこれや
買ってきて試したりしてるうちに

だんだんと趣味が変わってきました。

『高級』なもの
より
自分の『好き、楽しい、嬉しい』もの
選びたいなと思ってきました。

『高級』なものより

使っていて

嬉しいんです。

ほっこりするし

何だか満足するんです。

母親から無意識に受け継いだ、

『高級』なものが
良いもの
正しいもの

という価値観は
自分の喜びにはならなかった、

んですね~。

いかに親の価値観を自分のものとしていたか…。

自分の価値観を表舞台に立たせるまで長い年月かかったね…

と思いました。

私の子供時代から振り返っても、

自分の部屋(間取りの構造上、ないようなもの)には母の趣味の花の絵があり、

家の中のインテリアは母好み(当たり前か)
広くない家なのに動線上に和食器棚があって
動きにくかったなぁ…

私がずっと使っていたマグカップは
母が『これは使っていて飽きないよ』と言って私にすすめた(プレゼント?)
和風のウサギが描かれた絵付けの陶器のもの。

他の食器は全て母の趣味のもの。

私の机の前の壁に飾っていた絵は
美大に行った親戚が、入選した時の作品。
誰が見てもカッコいいなって思うけど…

ファッションは
母がしてるようなナチュラルな色味のニュアンスカラーで、
自分で洋服を買いにいっても
自然とそういう色味を選んでました。
それが似合うとか言われたこともなかったけど。
今はニュアンスカラーは選びません。
なぜなら
顔写りが良くなく、似合わないから!
今はもっと明るくハッキリした色を選んでます。
(全然ちがうね…)

なぜそれが分かったかというと、
人からのアドバイスと、
長年の外見のコンプレックスで
ファッションをどうにかならないかと思って
色々な色を試していたら
分かったのです。
あとはパーソナルカラーについてネットで見たり。

うわー

私、
衣食住の何から何まで、

母親基準、誰かが良いといったのもの基準で選んでたんだ…

おそろしか~

これじゃぁ、

自分の良いところ発揮できないよ。

ファッションが似合わない色だと人から舐められるし軽く扱われるしね、
変な人も寄ってくるしね。

明るいハッキリした色を選ぶと
母から
『調子に乗ってる』と思われて批判されそうだと勝ってに思ってました。

『清楚な』女性のイメージを売りたかったのです。今は全然ですが。

親子って
親の価値観をインストールするのは当たり前にあることなんだろうけど、

親の価値観より
自分の価値観を発揮した方が、

現在の、
自分の好きな食器を使っていて幸せを感じられるように、

人生が幸福になるなぁって

思いました。

自分の好き!なもの
あれこれ批判せず、認めて
使うって

自分で自分のことを満たす
には
とても良いって思います!