私にとってCDやLPのBOXセットは、とても魅力的で興味をそそるものでした。何度も書いてますが、私がブルースの沼にスブズブとハマっていった時代は、とにかくブルース関連の情報に接することが現在より遥かに困難な時代で、情報をとるだけで随分と苦労したものでした。
そのため私のとった行動は、時間のある限り吉祥寺や御茶ノ水といった中央線沿線沿いに下北沢・渋谷に向けてブルース雑誌や情報誌にあるレコード・ショップに足繫く通う事でした。何度も通ううちに不思議なもので様々な情報に接することができたものです。
その中で見つけた情報がBOXセットの存在です。今のようにブルース関連のリリースが少ない中で、一度の購入で何曲ものブルースを聴くことが出来ることは、とても魅力的で嬉しいものでした。
ただ当然です購入代金は高くなるため、何度か無理して買ったことものでした。それでもBOXセットの魅力を諦めることができず、今でも、ある意味、セッセっと買っている自分がいます。
それでは一部紹介したいと思います。
まずはルイ・ジョーダンのCD9枚のセット。多分25年ぐらい前にBOXセットとして初めて購入したものです。当時購入したショップではクレジット払が出来なかったため現金で購入した憶えがあります。このBOXは当時「ルイ・ジョーダンのパープル・ボックス」と言われており、1938ー1954のDECCAレーベルでの録音のコンプリート版です。収録総数は300曲、いやそれ以上の収録がされています。ルイ・ジョーダンのトレードマークである表情がとて印象的です。
この2セットはフレディ・キングの1956-1973年の「TAKING CARE OF BUSINESS」と1974-1976年の「TEXAS FLYER」。この編集は現在でも丁寧な仕事で有名なドイツのBEAR FAMILYによるもの。なおルイ・ジョーダンのものも同じBEAR FAMILYの25年前の手によるもの。今も昔もBEAR FAMILYの手によるものは価値の高いものが多いような印象を持っています。「あ~いいな」と感じるものはBEAR FAMILYの編集によるものが多いです。
そしてこの作品ですが、当時はB.B、アルバート、フレディという3大キングを追いかけようとしていたのですが、まず最初は「B.Bからだ!」としたのですが、あまりにも作品が多く、そのためアルバートとフレディに取り組む事が、かなり後回しになると感じていた時にこのBOXセットの存在を知り、あちこち周って手に入れたセットです。
当然、BEAR FAMILYの手によることも大きな安心感を与えてくれました。
2017年に「 DOWN HOME BLUES~Fine Boogie」シリーズと開始され、2019年には「Sweet Home Chicago」として2023年に「The Special Stuff」として5枚・5枚・4枚というボリュームで構成されたもの。
これはとにかくお勧めです。詳細は「Blues&Soul誌 175号」にスカンクちかの氏による解説が掲載されており、「マジック・サムの未発表音源収録!」として少し話題になったものです。
また同時に名古屋のブルース専門店「WALTER'S JUKE」からvolume3を購入すると、今は実施しているかわかりませんが、プレゼントがあるというキャンペーンも行われていました。私はこのプレゼント欲しさにWALTER'S JUKEから購入させていただきました。そして現在行われている、「B.B.キング生誕100周年×Pヴァイン50周年記念」の告知ビラに、高地明氏や鈴木啓志氏、吾妻光良氏と並んで、このWALTER'S JUKEの山田哲也氏が、またブルースの名盤セットである「シカゴ・ブルースの25年」を紹介しています。プチ情報ですが興味があれば読んでみてください。
ブルースもどんどんデジタル化していき、ある意味でBOXセットは時代の逆をいっている感もありますが、大概にしてBOXセットには(立派な)ブックレットがセットされているケースが多く、デジタルでは体験できない楽しみもあります。
機会があれば、ぜひチャレンジして経験してみてください。














