営業で『お客様を落とす』苦労は、購入(契約)金額の大小を問わず、大方一定の努力や苦労があるはずです。
特にBtoB営業だと、1件の商談を決着させるのに、見込み客の発掘から商談・提案・見積もりなどのプロセスを考えると、10万円の商談と1億円の商談と対して変わらない作業の工程があります。

で・・・あれば、取引額の大きい相手・・・又はその後の取引で奥行きのある相手と優先的に時間を使って営業する方が効率的である事は言うまでもありません。

いち接客担当者であれば、全てのお客様に平等である事が望まれますが、営業となると、そこはハッキリしても良いはずで、お客様にも変に平等ぶる必要は無いと考えます。

ただ、自分自身現在の営業成績をその場その場で考え、小さいお客様を拾っておかなければならない時もあると思います。 そう言う場合は、利益率が良くなくても出来るだけ簡素な取引内容で収まるように済ませ、手離れが良い状態を作り出す事が重要です。 利益の生みにくい相手に対して誠心誠意要望を聞き入れ、あとで忙しいからと対応を疎かにされた客の怒りは期待した分だけ逆に大きくなって、後々クレームにふるまわされる羽目になります。

また、最近の若い営業マンは草食系が多く、自分より大きい相手や強い相手と戦いたがらない事が多いと感じます。
・こんな大きな(有名)企業が自分のような小さい企業と取引してくれるのだろうか?
・こんな偉い方が本気で自分と向き合って商談の場に出てくれるのだろうか?
そんな心配は無用です。

もともと、相手が必要かどうかもわからないまま営業しているのに、自分より各上とか格下とか関係ない事だし、偉い方が話を聞いて下さると言う事が、少なからず貴方の事を認めているからこそ、話を聞きたがっているのだから、そこは堂々と自分を売り込めば良いと思います。

私自身、若い頃は天狗になって、色んな所で恥をかいたり失敗する事もありますが・・・・未だに・・・
それも勉強のうちです。

では、実際にどのように、大きな相手にぶつかって行けばよいのでしょうか・・・
それは、次回以降のお楽しみです。 そう言う部分に触れるかもしれません、忘れているかもしれません・・・・