中小企業経営者の中で、特に大企業の下請けを専業で行っている場合には特に伝えたいと思います。
貯蓄や資産形成など金融商品を取り扱う人たちが良く言う言葉ですが、企業経営においても同様にある一定のリスクを取って新分野への取り組みや多角化を考えなければなりません。

何も本業とかけ離れた事をしなければならないと言っている訳でなく、本業に近い分野又は本業のノウハウが活かす事が出来れば良いので、この時期に事業の中身をもう一度良く見渡す事で、強みを活かす方法を考えれば良いのです。

各種の補助金・助成金などを調べる過程で、挑戦出来そうな事が発見出来たり、外部の人に分析して頂いても良いでしょう。経営者が勇気を持って志を高く持たない限り、社員はついて来ないばかりか、優秀なものから順に抜けて行く事になるでしょう。

製造業で海外展開でも良いし、自社の生産性を活かして他のモノを作る事でも良いでしょう。急ぐ必要は無いけれども、あらゆる可能性を様々な角度で検討する事が大切です。社員にアンケートや考える場を作る事も良いと思います。
日本はもう少し閉塞状況は続きますが、エコ関連。ネット関連など成長分野が無い訳ではないし、物流に外資が参入してきたりするなど、周辺事業も刻々と変化して来ています。そう言う変化の中にこそチャンスがあると思います。