沖縄の方もなかなか食べれない豚「やんばる島豚」
さて今日は遊んでばかりいられないので、仕事の話をしたいと思います。8月に新しく「やんばる島豚」という豚が登場しました。今日はこの豚のことについてお話したいと思います。もともと日本には現在の私達が食べている豚の品種「ヨークシャー種」という豚はいませんでした。この品種の起源はイギリスだと言われていますが、食用に適した豚として品種改良したものです。日本にも戦後になると多く輸入され、豚肉の中核となりました。日本にも固有種である黒豚と呼ばれる品種があるのですが生育が難しく、生体も小さい。比べてヨークシャー種は大きく、生育が比較的簡単であることから主流となってきました。これが沖縄の固有種であるアグー豚。元来沖縄はこの品種のみでした。戦後になるとアメリカから多くの豚が輸入され現在ではヨークシャー種を主体にした豚の成育がやはり主流になっています。最近になって沖縄の固有種であるアグー豚を復活させようということで固有種であるアグー豚が登場にいたったわけです。しかしどうしても成育が難しく、ヨークシャー種のようにいかない。そこでアグー豚を品種改良して作られたのがやんばう島豚です。見たところ普通の豚とは変わりないように見えますが、食べると肉質の甘味に驚きます。まだ頭数が限られているために価格は牛肉と変わらないほど高いのですが、とにかく旨い。沖縄でもアグー種は食べられるところは多くありますが、やんばる島豚はなかなかないようです。沖縄の方に話を聞くとほとんどの方が食べたことがないと言われます。なぜ、この豚にこだわるかというと、私が牛肉の霜降りがしつこくてあまり牛肉を食べたくなくなったからです。やはり、さっぱりとした豚肉のほうが食が通る。オジサンの勝手。現在当社の生菌検査室で詳細の栄養分析をおこなっています。また結果がでたらUPします。