花やかな夜店。なぜか心が躍るのは僕だけでしょうか?

日本の伝統文化のひとつだと私は思ってます。

歴史は江戸時代の文政年間に出現した記録が残っています。

さて、いまこの出店が大ピンチをむかえています。

 

①出店「くじ」

これが景品表示法にもとずいて事前に各地区に

申請をいれなきゃならなくなってしまった。

つまりくじが何枚あって、当たり券がどれだけあるのか?

よく僕も小さい頃に上の方にある大きいプラモデルが当たらないかと夢見たものです。

 

 ②「タコ焼き」や「いか焼」「やきそば」

店頭でプロパンガスを使って調理するもの。

これはまず食品衛生法HACCPにもとずいて事前の食品衛生許可証が必要になりました。

また消防火災法によってプロパンガスの設置許可が必要になりました。

 

③「金魚すくい」「ひよこ」「かめ」

動物の虐待にあたらないかの審査、販売が許可されている動物なのかを申請

する義務が必要となりました。

 

③「わたがし」

食品衛生許可証と入れる袋の確認が必要となります。

つまりウルトラマンとか仮面ライダーとかアニメのキャラクターの版権を

勝手に使っていないかという審査です。

 

 

 

細かく細分化するとまだまだ多くの規制があるのですが、

ここでひとつ「野師」という職業をご存知でしょうか?

読み方はヤシと呼びます。

 

全国のお祭りなどの出店をだして回る人達です。

『ウィキペディア(Wikipedia)』 なんかではヤクザと同意語だと書いていますが

決してヤクザなんかではありません。

彼らはかなりの調理技能も有しており。

素人の調理とはまったく違います。

 

今、彼らに対して多くの規制がかけられています。

もちろん、時代的に安全を求めるコンプライアンスは理解できます。

ただあまりにも多くの規制をかけることにより

出店できる店の内容が限られてきているからです。

 

「祭りに野師は花だ」

なんていう言葉がありました。

この時代に祭りに喧嘩は花だとは言いません。

しかしすごく寂しい気分になります。

 

「ひとつの時代が変っていく」

という捉え方が正しいんでしょうね。

逆らうことのできない時代の潮流。

だからこそ、こんな時代があったことを

私達は学び、新しきを創りあげる努力が必要なんでしょうね。

 

私は食品衛生協会の副理事もやっているのですが

怒鳴ってくる出店の店主の気持ちもすごくわかります。

 

「その時代に固執する人間」

「時代の先を読み込む人間」

私はどちらも否定したくありません。

どちらも判断した人間の価値観だと思います。

昔は時代の先を読むことが必要だと考えていました。

もちろんビジネス的には絶対に必要なことです。

 

でも。その時代があったからこそ

その先があると思います。

忘れてはいけないことは

「時代は点ではなく線である」

ことを忘れるべきではないと思います。

私も歳をとった証拠ですかね。

それでは、、、。