いよいよ年末のズワイガニ漁が本格化してきました。しかし、今年は燃料高に円安、ロシア産の輸入止と問題が山積み。昨日は伊豆で今年の高アシカニの品質の確認にいってきました。品質は昨対の8割程度、もう少し水温が下がってくると甘さが増すのかなといった状況。
さて今日はずわいがにというカニについて説明したいと思います。大別すると2種類、バルダイ種とオピニオン種にわけられます。量販店で販売しているのがオピニオン種。全体の約80%がこの品種になります。よくカニ専門店や料亭なんかで使われているのがバルダイ種。味も濃く、身の繊維も細かい。とにかく旨いのですが、価格も高い。近年ではアラスカ沖、カナダなどが資源保護の観点から禁漁海域が多くなり、ますます値があがってます。今年は円高と燃料の高騰から漁協もぎりぎりの値段におさえるのがいっぱいみたいです。それでも例年の2割は上がっています。伊豆では散々値上げ交渉をされ、うんざりでした。


