先日、仕事で佐伯に行ってきました。
任務が意外と早く終了いたしましたので、旧佐伯航空隊跡地を訪ねてみました。

当時の航空隊庁舎は、海上自衛隊佐伯基地分遣隊庁舎として現在も健在であります。

ここには、多用途支援艦「ひうち」級、AMS4304「げんかい」が配備されております。
「げんかい」は、今年2月に竣工したばかりの最新鋭艦であります。
道路に面した、フェンス越しにその姿を見ることができます。

そして、庁舎より程近いところに興人佐伯工場があるのですが
ここの敷地内に、戦闘機用の掩体壕が当時のまま残されております。
1基は崩落の危険があるのかロープで立ち入り禁止となっており、
もう1基は、物置になっております。
正に「兵どもの夢の跡」といった風情であります。
(ここは、興人佐伯工場の敷地内のため、店長は門関に許可を得て撮影しております)
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佐伯市は基地の町のため、B29による爆撃より、日本近海を遊弋する米機動部隊の艦載機による攻撃を
被っており、佐伯湾岸に居住していた店長の亡き父上も、グラマンに死にそーな目に会わされております。
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また、庁舎の隣りには佐伯市平和記念館があり、数々の貴重な資料が展示されております。
館内は写真撮影禁止の為画像はありませんが、実物の航空服や航空帽等各種軍装の他、
陸上哨戒機「東海」のタイヤなんてのも展示されております。
陸上哨戒機「東海」のタイヤなんてのも展示されております。
Wikipediaによりますと…
最初に東海を配備したのは佐伯海軍航空隊で、
1944年(昭和19年)10月に東海による部隊が初めて編成された。
当初は生産機は全て佐伯海軍航空隊に配備され飛行や整備の訓練を受けた。
1944年(昭和19年)10月に東海による部隊が初めて編成された。
当初は生産機は全て佐伯海軍航空隊に配備され飛行や整備の訓練を受けた。
と、記述されております。
野外に展示されている、撮影許可の下りた画像であります。

佐伯湾内で引き上げられた、F4U-1DコルセアのR-2800-8Wエンジンとプロペラであります。
他にSB2Cヘルダイバーのものと思われるエンジンも展示されております。
敵兵とはいえ、祖国を遠く離れた日本で散ったパイロットを思うと手を合わせずにはおられません。
あの日と同じ暑い夏を迎えるに当たり、戦跡を訪ねて、当時に思いを馳せるのもよいのではないでしょうか…
(いつもと、芸風が違うっス…by風見)